4月17日、日向薬師を歩く道のりの3回目です。前回は、山門から本堂のある境内にアプローチしました。今回は、境内の様子と、帰りの日向林道の様子です。ちょっと枚数が多いです。
このシリーズの記事:日向薬師を歩く(1)―自然環境保全センターから山門まで 日向薬師を歩く(2)―山門から本堂へ
さぁ本堂(薬師堂)に着きました。登ってはじめてわかりましたが、工事中です。万治3年(1660年)以来の平成の大修理が、今年から5年にわたって進められます。ちなみに本堂は国の重要文化財です。
撮影機材の紹介:キャノンEOS 40D、キヤノンEF100mm F2.8L MACRO IS USM、パナソニックDMC-TZ10
やっぱり桜もチェックしたいですよね。本堂の脇に枝垂れ桜があって、ほかにないだけにいい味わいを出していました。
この立派な杉は、「宝城坊の幡かけの杉」と言いまして、その昔北条基氏が社会の平穏の願掛けをしたとされるものでございます。「かながわの名木100選」にもなっております。
境内にはこのような池があります。「なかよし」というのがいかにもお寺さんらしいのですが、タンチョウヅルはギミックです。残念ながら。
ここは、「かながわの景勝50選」だそうです。神奈川県は、こういったものをたくさん作っていますね。名木、公園など。
先ほどの枝垂れ桜を、違ったアングルで眺めてみました。奥には虚空蔵菩薩があり、そのあたりからがキレイです。
宝物殿が、臨時の本堂になっています。それをバックにミツマタの花を。
桜もくどいかな、と思いましたがもうちょっと見て下さい。宝物殿の脇を進むと茶店があり、休憩できます。そこから駐車場方面にある桜を眺められます。ちょっと休憩。甘酒が飲めます。
表参道から入って駐車場に抜けるという、車で来た人とは逆のルートをたどりましたが、ここで「巡礼峠のみち」とは別れを告げて日向林道に入ります。
林道とはいえ、きちんと舗装されています。何か舞うものがいるなと思いましたら、ルリタテハでした。早春の里山のシンボルとも言える青い蝶です。
「日向薬師の森」として整備されているようです。「~の森」と聞くと心が騒ぎます。笑
下り坂を左にぐっと折れるあたりで、ここにも枝垂れ桜を発見。なかなか見事な枝振りで、車が事故を起こさないことを祈るばかりです。
日向林道は、けっこう交通量が多いです。ただし、基本的にお寺に用がある人ばかりなのですが。風景に気をとられていると危ないです。気を付けましょう。
道沿いには、たくさんのヤマブキが。黄色い花びらをあたりに振りまき、キレイを演出。
テンナンショウ属第二弾。ウラシマソウです。仏炎苞から細長いヒゲ状のものが出てきて、それが釣り竿(釣り糸?)に見えるというのが名前の由来だとか。本当でしょうか?
林道の終点まで来ました。手前に進めば、日向薬師バス停、そして山門です。ちなみに左手に進めば、「関東ふれあいの道(16)―大山参り蓑毛のみち」です。そっちに進んでいる時間はないので、潔く手前に引き返します。
セリ科の花ばかりで恐縮です。でも葉の感じからするとセリ科ではないかも。
先ほど進んできたあたりを臨みます。
しめはこれで。白いオドリコソウ。ズン!!ズン!ズン!と来ます。
日向薬師のシリーズはこれで終わりです。連日お付き合い下さった方、ありがとうございました。