「辛いもの探検隊」も久しぶりです。というか、あっちこっち手を出しているせいか、すぐに「ご無沙汰」に。いえ、深い意味はありません。ということで今回のお題ですが、徳山物産の「壁からピビン麺 パッチギ!」です。今回は豪華キャストで紹介します。
徳山物産:徳山物産-キムチ、冷麺、韓国のり、トック、チャンジャ等 韓国食材の製造、卸し業
ちなみに「パッチギ!」とは韓国語で「頭突き」のこと。頭突きを喰らわせられたように辛い、という意味からの命名のようです。また「ピビン麺」とはいわゆる冷麺のことですが、汁気がなく「ピビン」(混ぜる)ということで甘辛のタレを混ぜて野菜などと食べるタイプのものです。
さて私、これを1月に手に入れ、2月に食べることを敢行しました。しかしこれは冷麺ですから、どうも季節が合わないような気がしていたのです。合わせる野菜も、夏向けのものばかり。でもなぜか無性に辛いものを欲していた私は、食することに踏み切ったわけです。
正直、このフレーズに内心びびってはおりました。最初のパッケージ写真をよく隅々まで読むと、結構怖いことが書いてありますし。
とにかく調理しようと、袋を開けました。すると、何とも言えないニオイが。何かこう、今まで嗅いだことのあるニオイとまったく異質のものがそこからいたします。麺の入った袋、タレの入った小袋、辛味調味料の入った小袋、すべてから何か異質のニオイが漂います。
これは「ヤバイ」のでは?という考えが頭をよぎりましたが、表示が日本語だから日本加工だろうし、まずは調理してみようとさっそく麺をゆではじめます。麺の茹で時間は1分、と決まっているようです。その間、何か具を用意すればよかったのでしょうが、何となく面倒だったその日は、そのまま麺だけを食そうということにしてしまったのでした。
ゆであがった麺は冷水ですぐに締めて、水を切って器に移します。そこに、茶色いタレをかけて混ぜ合わせます。そして、薄い色の辛味調味料ですが、全部入れると「10倍」ということなので、まずは半分入れて「5倍」で様子を見ることにします。
まず一口。何だろう、この味は。甘いのか辛いのか、麺がゴムみたいで歯触りがイマイチなような…。辛いは確かに辛いが、何かこう、タレの味がなじまないというか。寒い中に冷たい麺を食べるというのが、いまひとつ気分を盛り上げないのか、とにかく箸が進みません。1/3ほど口に押し込んだところで、ギブアップしました。
もったいないし、私らしくありません(残さないのがポリシー)。でも、それでもダメでした。こういうことってあるんだ~と変な感心をしつつ、半分(もう一人前)はそのまま暗闇の中で保管されることになりました。賞味期限は秋まで大丈夫なので、暑くなったら再度チャレンジしようかとか、あるいは奇特な人が引き取ってくれるかもとか、そんな期待もあったのです。
ということで、その日はやってきました。次回は、その奇特な人がチャレンジしたという回です。乞うご期待。