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ほとんど夏だった新治市民の森(2)―池ぶちから籠場の奥

暑かった8日、神奈川県横浜市「新治市民の森」の続きです。

「池ぶち広場」で藤棚を堪能したら、旭谷戸の方に進みましょう。池ぶち沿いを歩きます。

小さめの写真

新治市民の森の紹介:新治市民の森 – ザ・公園 – なおさん亭::新館

撮影機材の紹介:キャノンEOS 40DキヤノンEF100mm F2.8L MACRO IS USMパナソニックDMC-TZ10

ちょっと池の方に下りてみましたら、ここにもホウノキが。新治では、二箇所でホウノキの大きな花を眺められます。

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ここの池では、隅の方でどうやら水生昆虫を採取している親子連れを発見。蘆の生えているあたりの根元を手でまさぐり、かなり手慣れている様子。牛乳パック持参ですから、持って帰る気満々です。ミズカマキリはいらないのかとか、あれはいるとかこれはいらないとか、もういい加減にして下さい!

しばらく山道ですが、ここでもキンラン、ギンランに出逢うことができます。観察路よりは、薄暗い中にポツンといるのが似合う花ですね。もっとも、それが災いしているのですけどね。

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キンランを撮っていましたら、声を掛けられました。見ればお若い女性で、何と装備が私とほとんど同じ(あちらは三脚付きでした)!キンラン、ギンランは初めてだそうで、先ほどの話を引き合いに説明しましたら、大事にしたいですよね、と至極真っ当な反応。ちょっとうれしくなりました。

見送って、反対方向へ。森を抜けて旭谷戸に出ます。陽当たりのよい畑沿いに歩きます。畑沿いは、野の花の宝庫ですね。タチイヌノフグリ、アカバナユウゲショウ、アメリカフウロの小さい花。写真はないけど、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、シロツメグサ、キュウリグサなども。

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籠場の方に進むと、ナルコユリが。ここにはホタルカズラ、フタリシズカも。

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田んぼに進みます。この田んぼで、本日の締めくくり、強力な集団に会えました。数家族の集合体、シートを引いてピクニック、ここまではよいのですが、子供たちが大きな捕虫網を持ってそれぞれ走り回り、蝶やバッタ類を片っ端から捕獲。虫かごに詰められるだけ詰めているという感じで、数を競っているような。その手助けをするお母さん。お父さんも参戦。手当たり次第という感じですが、蝶の名前はわからないし、気にもしていない模様。蝶なんて持って帰っても長生きしないし、死んでしまえばそのままゴミ箱にガサッという風景が見えるようで、気が萎えました。

田んぼと、運良く捕獲を逃れたダイミョウセセリ。写真を撮っていると、後から「何?ちょうちょう?」と聞こえたので、慌てて逃がしました。笑

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田んぼの周辺には、コゴメウツギ(これは新治じゅうという感じなのですが)、ホタルカズラ、ホウチャクソウが。

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籠場の奥に進むと、セリバヒエンソウ、それに混じって名も知らぬ黄色い花。

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そして、「へぼそ」から「見晴らし広場」に進む途中でまたホウチャクソウ。ホウチャクソウ、そろそろ終わりなので、これも何とか間に合ったという感じですね。

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ということで、駆け足でほとんど夏の新治市民の森を紹介してきました。あまり気持ちのよくない話も入れてしまいましたが、ご容赦下さいませ。しかし、この場所、(「市民の森」全般は)基本的に私有地なのですよね。私などは、そこにおじゃまさせていただいているという感じで。ですから、土地の持ち主の方が生きものについて気にされていなければ、私などが口を出す筋合いじゃないのかなぁ、と思ったりもします。

やや信念がぐらつきかけていますが、あまりに酷いのは、やっぱり声をかけねばならんでしょうねぇ、イヤなことですけど。でも、「大事にしたいですよね」の方がそれこそ大事で、そんなこといっておれんなぁ、と思うのであります。

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