コミックネタが続いておりますぞよ。今回は、しりあがり寿の「ヒゲのOL藪内笹子」シリーズです。下のは「夏」でして、お察しのとおり春夏秋冬、4冊セットになります。というか、「ヒゲのOL」って何?
このシリーズには、ヒゲのOLこと藪内笹子が、「真実の愛」を見つけるまではヒゲを剃らないと決めて、「真実の愛」を求めて彷徨うさまざまなエピソードが収められています。そもそも、なぜOLにヒゲが生えているかとか、そんなことを突っ込んではいけません。
絵は、そうですね、しりあがり寿氏のものですから、好みが分かれるでしょうね。というか、つい先日もこの人の名前をブログに書いた気がするので、もしかしたら縁があるのかも知れませんね。そういえば、この人のプロダクションって「さるやまハゲの助」っていうのですよね、知ってましたか?電話なんか、どのように出るのでしょうかね?
それはさておき、絵は何とかクリアできたら、今度はストーリーに没頭して下さい。でも没頭しろと言われても…。初っぱなは、真実の愛の先を越されたつるっパゲの友人に十二支ボトル(って何?)を空けられて持ち金ないのに気付いてトンズラするというとんでもない話です。その次は、ナイスミドル部長にバーに呼び出されて期待に胸を膨らませて股洗って出向いたら、リストラの宣告が。
まぁ基本的にはギャグですから(性務次官とか)面白いのですが、ラストではちょっとしんみりとさせられたり、それでもやっぱり親しくはなれないなぁと冷静だったり、かわいそうとか思っちゃいけないんだけど思わざるを得ないとか、いろいろ複雑な気分になる作品ではあります。
たまたま手にしたのは「夏」でしたが、「春」「秋」「冬」も探して読まなきゃならんのでしょうか。ふう。