「かながわトラストみどり財団」というところから郵便が来ていました。中には、簡単なパンフレットと振込用紙。要は、会費を払い込んでおくれ、ということのようです。額面は1万円。けっこうな金額です。
などとボケをかましましたが、要は会期が切れるので、そのまま会員になるなら継続して会費を払い込んでおくれ、ということです。迷わず払い込みを行いました。1年会員で2,000円、10,000円なら6年会員になります。6年なら、ちょっとオトク(というのも変ですが)というわけです。
この財団、名前から想像がつきましょうが、神奈川県内の緑地を保全する目的で設立されています。私も、県内の自然に触れる立場から、少しでも役立てればと会員になっています。詳しく知りたい方、財団の案内はこちらです。
(財)かながわトラストみどり財団
会員になると、特典というのもあります。この際ですから、そういうものをお目当てに会員になるのもよいと思います。たとえば、大船植物園、相模原公園では優待券により入場無料になります。また、圏内の公園、美術館、博物館などが、会員証の提示で割引になります。箱根あたりでは湿性植物園をはじめとしていろんなところで割引になります。
特典はさておき、この財団の管理する[トラスト緑地」にはどのような場所があるのでしょうか?たとえば横浜・川崎地区ですと、「桜ヶ丘緑地」(横浜市保土ヶ谷区)、「日吉緑地」(横浜市港北区)があります。意外と少ないなという感じでしょうか。県央部でも、「久田緑地」「泉の森緑地」(大和市)、「厚木上依知鬼ヶ谷緑地」(厚木市)です。ただし三浦半島の方では「小網代の森緑地」(三浦市)、「鎌倉広町緑地」(鎌倉市)をはじめとして数多くあります。
中でも、「小網代の森緑地」は私のもっとも興味のある場所です。いつか訪れてみたい、そんな場所です。夏の大潮の晩に見られるアカテガニの産卵もいいのでしょうが、源流から河口まで温存されたあのダイナミズムを目の当たりにしてみたい、そんな欲求に駆られるのです。果たしてどんな生きものに出会えるのか、おそるおそる森の中を進みたい、そんな気持ちです。
ちなみに、久田緑地、小網代の森緑地などを指定して、オプションで会費を上積みできるそうですから、財力があればぜひ…。私は、現場を訪れて、「ここに!」という場所に貢献できればいいなと思っています。とすると小網代でしょうか、でもいつ行けるのか…。ううむ。