不本意ながら、六本木「大勝軒」で辛つけ麺をいただいてきました。
いえ、不本意なんて書いてすいません、すごく美味しいつけ麺でした。なので、「不本意」と書いた理由を説明しなければなりませんね。話せば、いや書けば数ページにもなる内容なのですが…。
「一」というのは、お弟子さん一号のお店、ということなのでしょうか。いえ、お店の人もすごいマメですし、出してくれるものも美味しくて、それでいて「不本意」なんて書いてすいません。それでも話を聞いてくれるという方は、先にお進みください。
ということで、久々のグラフィックデザイナーN氏同行の「辛いもの探検隊」です。
実はこの日の目的は、六本木「めんや参〇伍」の「烈火麺」だったのです。思い起こせば去年の11月、こんなものを見つけて、「これは行かねば!探検隊の使命だ!」と、この挑発的なコピーに一同(といっても2名だけですけど)燃え上がったのです。
しかし決行の日は、意外と遅く現れました。まず、2010年12月10日(金曜日)。この日は私のノドの調子がイマイチということで、「日高屋」に流れたのでした。この日の記事は、こちらで。
今度こそ、と年も明けた2月に改めて挑戦、ということで訪れましたが、何と「烈火麺」は夜のみの提供…。ということで仕方なく「幸楽苑」に流れたのでした。この日の記事は、こちらで。
夜じゃなきゃダメなのか!と機会を窺っていましたが、なかなかその機会は訪れず…。私とN氏は、仕事がらみでないと会うことはないので、仕事がないとその機会もない、そういうわけです。
しかし、暑い日が続くようになってきた6月も下旬、その機会は訪れました。こ、こ、今度こそ、という思いで夜の六本木を徘徊します。時間も早いとキレイなお姉さんもたくさん見かけて目の保養になるね、ということで旧ベルファーレ前の「めんや参〇伍」に到着。中を覗くと、お、意外と空いているじゃないか、ラッキーという気持ちで券売機へ!おもむろに「烈火麺」のところを見ると、何と×印が。
なんだかやな予感…。お店の人にN氏が聞きますと、何と、「もうやめました」とのこと。人間、長い人生で落胆を味わうことは数あっても、今回の落胆は五指に入るほどの落胆ではなかったでしょうか。
実は私は、昼間に通りかかるたびに、このお店の券売機をチェックし、「烈火麺」がなくなっていないか確認していたのですが、まさかもうやめていようとは…。それなら券売機から表示を外しておいてくれよ!と思ったのは私たちだけではないでしょう(私たちだけかな?)。
ないなら仕方がないが、いまさらふつうの麺を食べるというのも…。ということでこのお店は諦め、代替案を練ることに。それにしても暑い!と思いましたら排気口から出る空気をもろ浴びていたのですね。そんなことにも気付かないほど動揺し、落胆していたのでしょう。
次に向かったのは、「松屋」六本木店の上にある「一蘭」。辛味のトッピングのサービスがあるとか。このお店に入るには、「松屋」の入口の脇にある階段から上がればいいのですが、なぜか素通りするN氏…。別の場所を探しているのかな?とか思って黙って付いていきましたが…。
そこで「大勝軒」を発見。入口ドアに貼ってあるメニューを見ると、そこには「辛らーめん」というような表示があり、辛さ三段階!といったことも書いてあります。これってイケルのでは?とN氏に提案しましたが、イマイチ気が乗らない様子…。
そうこうしているとお店の人が出てきて案内してくれそうになるのですが(本当に気のよさそうなお店の人で、申し訳ない)、とりあえず断りを入れて、再び徘徊の旅に出るのです。結局、あたりをぐるっと回って「松屋」の入口まで来ましたが、ここの階段を上がればいいのに気付いていなかったようですね、N氏は。
まずはメニューを調べようということで、「一蘭」のある階まで上がりましたよ。
メニューには、辛さを連想させるものは何もありません。果たして入ってしまっていいものかどうか。入ってしまって、実は辛み系のオプションが何もなかったら…。すさまじい葛藤が襲います。どうする?どうする?ということで、(私はもうすっかりN氏へのお任せモードになっていたのですが)結局は「大勝軒」に向かうことになったのです。
長い、長いよ!前振りが…。ここまででもかなりの分量になってしまいました。「大勝軒」のことは次回に譲らざるを得ません。しかし、次回は「大勝軒」のことだけ書けます。そっちの方だけでよいよ!という方は楽しみにお待ちください。