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梅雨明けの自然環境保全センター(3)―そのほかの昆虫たち

梅雨も明けた7月10日、神奈川県厚木市の神奈川県立自然環境保全センターの第3回目です。今回は、とにかく虫を攻めようと思って出掛けたのですが、1回目のトンボづくし、2回目の甲虫づくしに続いてそのほかの虫編を行ってみます。

第1回目の記事はこちら:梅雨明けの自然環境保全センター(1)―トンボづくし
第2回目の記事はこちら:梅雨明けの自然環境保全センター(2)―甲虫のなかま

野外観察園の観察路の様子。緑いっぱいです。

小さめの写真

神奈川県立自然環境保全センターの紹介:神奈川県立自然環境保全センター – 森と公園めぐり – なおさん亭::新館

撮影機材の紹介:キャノンEOS 40DキヤノンEF100mm F2.8L MACRO IS USMパナソニックDMC-TZ10

最初はバッタの仲間をいってみましょうか。セスジツユムシ。背中に1本の筋が入っているのがポイントです。藪の中で見つけました。

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ヤブキリ。木の上にいました。産卵管があるのでメスですね。

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文字どおり、鳴くイナゴだからナキイナゴです。黄色いボディをしています。動画付き。

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バッタから少しずれてカマキリです。カマキリは、まだ幼虫。オオカマキリの子どもを2枚。ハンゲショウの葉の上で獲物を待っています。

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唯一の水生昆虫。今回はマツモムシとか見つけられなかったもので。アメンボです。しかも4匹います。笑

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お次は蝶々の仲間をいってみましょうか。最初はアオスジアゲハ。湿地に吸水にやってきていました。

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ルリシジミ。裏面はこんな感じですが、表面はその名のとおり瑠璃色のキレイな蝶なんです。

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イチモンジチョウ。コミスジとかそっち方面は目に付きませんでした。

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成虫は見かけただけでしたが、モンキアゲハの幼虫と思われるものを発見。脱皮直後なのか模様があまりハッキリしませんが、背中の黒い筋とか、モンキアゲハのようだと思います。

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蝶々からちょっとずれて蛾にシフト。フタテンオエダシャクという少し複雑な模様の翅を持つ蛾です。フタテンは翅の上の方を見ればわかりますね。

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まだまだ行くのですか?トンボより甲虫より気合いが入っているんじゃ…。

ハサミムシの仲間です。コブハサミムシ。短い翅の先が黄色っぽくなっているのです。地面の上や石の下にばかりいるものだと思っていましたら、葉の上にもいたりするのですね。2箇所で撮ってしまいました。

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終わらない…。セミは2題。鳴き声はすれど姿の見えなかったニイニイゼミと、鳴き声はないのに姿だけ見たヒグラシ。ニイニイゼミは殻だけ。

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ハエとかアブとかそっちにも行ってみますよ。これがなかなかどうして。マダラアシナガバエ。黒い翅に白い紋、ピカピカのボディ。なかなかです。

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ミスジガガンボ。ガガンボの仲間ですが、3本の筋の入った翅といい、光沢のある脚といい、ガガンボっぽくないですね。

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真っ黒でマッチョな感じのオオイシアブ。大石内蔵助とは関係がないと思います。

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最後は、ミカドアリバチです。アリなのかハチなのかはっきりせい!という感じですが…。これはメスで、翅がありません。お腹には白い毛が生えています。オスには翅があり、胸も黒くなっています。メスはこのように地面の上を歩き回っているのを見つけることができます。

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昆虫以外の生きものを紹介するには、写真が多くなってしまいました。意外とここが本命でした。初めて見る、珍しい昆虫を見つけることができましたから、さらに本気になればほかにももっと見つかるでしょう。次回は、花や木の実、そして本当にそのほかの生きものたちです。

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