7月18日、横浜市緑区の新治市民の森の続きです。今回は最終回、虫さんの紹介になります。
第1回目の記事はこちら:【横浜市民の森めぐり】駆け足の新治市民の森(1)―真夏のお花など(1)
第2回目の記事はこちら:【横浜市民の森めぐり】駆け足の新治市民の森(2)―真夏のお花など(2)
違った場所から見た田んぼです。
新治市民の森の紹介:新治市民の森 – 森と公園めぐり – なおさん亭::新館
撮影機材の紹介:キャノンEOS 40D、キヤノンEF100mm F2.8L MACRO IS USM、パナソニックDMC-TZ10
へぼそのあたりの鬱蒼としたあたりを歩いていますと、黒いものがぱらぱらと飛びます。何だろうと見ますと、翅にトモエの模様のある大きなガでした。オスグロトモエというそうです。茶色いのから黒いのまで、色の変化は激しいようです。
曲坂のあたりでトウキョウヒメハンミョウ。最近、よく見るようになりました。
墨の付いた指で鼻の下をぬぐったような感じのトンボ、マユタテアカネ。
オオシオカラトンボの雌が、地べたに貼り付くように留まっていました。眼の感じからすると、まだまだ若いのでしょうね。
全体の大きさの割には目玉のクッキリしたコジャノメ。
アキノタムラソウの蜜を吸うキチョウ。今回は、割と留まっていてくれました。
スジグロシロチョウかな?でもちょっと小さい気もしますけど…。でもやっぱりスジグロシロチョウ。
何だかよくわからないガの仲間。こういうのまでしっかりフォローするのがこのブログのよいところ。多分、シャクガの一種です。
アミガサハゴロモ。やっぱり、最初はガじゃないかと調べましたが、前にもこんな虫がいたのを思い出して調べましたら、ハゴロモの仲間でした。
穴谷戸のあたりで上の方に登ってみましたら、ほとんど手入れなし!という感じで、途中で引き返してきました。それでもけっこういるものですよ。
ヒカゲチョウは、笹の多いこのあたりでは定番ですね。
鼻?が長いこの虫は、ハイイロチョッキリ。ゾウムシの仲間ですが、この長い鼻でドングリに穴を空けて、タマゴを産みつけたら地面に切り落とします。チョッキリというのはそこから来ています。
やりたい放題のマメコガネ。たいていカップルでいますね。
ヒメジョオンの花に乗っているのは、ブチヒゲヘリカメムシ。とても小さいカメムシです。
クズの葉にいるこいつは、オジロアシナガゾウムシ。白と黒のツートンで、一瞬鳥の糞に見えますが、それが狙いでしょう。基本的に黒いボディで、白い部分は毛が生えているのです。
旭谷戸の畑に植わっている花に群がるヒカゲチョウとキタテハ。ヒカゲチョウは地味ですけど、けっこう大きいんです。
旭谷戸から森に入りますと、薄暗い中にハグロトンボが。
そして、トウキョウヒメハンミョウも。今回、トウキョウヒメハンミョウを随所で見かけましたね。
おまけ。虫じゃないのは、クモ3種。
最初は、サツマノミダマシ。薩摩の実というのは、ナンテンハギの実のことで、このクモのおなかがその実にそっくりということ。これでもクモなんです。
イオウイロハシリグモ。すごい大きなクモです。葉っぱいっぱいにいますね。
こいつは正体不明。
ということで、駆け足でしたが新治市民の森の紹介でした。訪れれば訪れるだけ、新たな発見のある場所ですね。特に昆虫類は、丸一日かけて歩けばさらなる発見がありそうです。いつか挑戦してみましょう。