もう、素人さんはその役目から退いて欲しい、そんなことばかりでうんざりしますね。日本の政治はなぜか、大臣級の人たちに「素人」がつくことが多いようです。もちろん、「長い間○×畑を歩んできて、そこには明るい」という人もいるんでしょうが、最近の傾向はとてもそうは思えません。
ちょっと前に、こんな記事を書いたのを思い出しました。
専門スキルが要求される現場において、なぜに素人が幅を利かし、自分の言い分を通そうとするのか?また、彼らはなぜ最後まで責任を負うことをしないのか?そんなことを愚痴った記事です。
私は、素人に現場を任せるべきではないと思います。また、現場を監督する人間は、誰よりも現場のことに精通していなければならないと感じています。それぞれの分野について知らない人が上に付くと、その下の人は本当に不幸になることを痛感しています。
せめて邪魔をしないならいいのですが、そういう人に限って手柄は自分、としゃしゃり出てきて、かといってトラブルに対しては積極的に解決しようとはせずに逃げ回る、はっきり言っていない方がよい人材ばかりです(そういう人たちは人材とは言えないか…)。
スキルのなさを、虚勢や何かでごまかそうにも、限界があります。
望みたいのは、財務でも防衛でも教育でも、それらの分野に明るく、経験も知見も持っている人がトップに付くことですね。もっとも、そんな人たちは、そんな地位に就こうとも思わず、また近寄ることもできないのが、我が国の不幸と思いますね。