今年はじめての「辛いもの探検隊」です。今回は、グラフィックデザイナーN氏からお歳暮としていただいた、寿がきやの「台湾ラーメン ピリ辛醤」です。
おせちに飽きましたら、と言われていましたが残念ながらお正月には食する機会がありませんでしたので、この連休の中日に食しようと心に決めておりました。
こういうのは作り方が特殊な場合が多いので、裏面で作り方を確認しますが、普通と変わりないようですね。それより、「おいしい召し上がり方」の方が気になります。何々、挽肉とニラとモヤシをたっぷりの油で炒めて…。う〜ん、そこまで手間をかけていられません。
麺が割れないようにトレイ付き(心遣いがうれしい)、それにかやく(スープとニラ、唐辛子、胡麻など)、液体スープです。おお、かやくにニラが入っているじゃないですか。スープは、鶏ガラをベースに豆板醤で辛さとコクを出すという本格派です。
手間をかけていられないと言いましたが、それではN氏に申し訳ないので、冷蔵庫にあった豚バラ肉、モヤシ、しめじをゆでて、それを具にすることにしました。
スープとかやくは麺がゆであがったら鍋に投入、と説明されていましたが、私はいつもお湯の量を誤るので、ドンブリの方に入れておきます。かやくの方はいかにもインスタント麺、という感じですが液体スープの方はいかにも辛そうですねぇ。期待できます。
麺がゆであがりましたらドンブリにスープを混ぜつつ、移します。あまりスープが薄くならないようにした方がよいですね。これはゆでたモヤシや豚肉などに味が付いていないからでした。
完成品。ネギもたっぷりとトッピングしてみました。
さっそくスープを食します。うん、ピリ辛ですね。なかなかコクのあるスープです。これは期待できそうです。で、麺をすすります。ノンフライ麺なのでコシがあり、表面がなめらかです。味もしっかりしていてなかなかおいしい麺ですね。
間に合わせで作ったモヤシと豚肉とキノコが、スープに絡んで実に味わい深くなったのでビックリしました。私はあまり具を先に食べてしまうタイプではないのですが、今回は具をばくばくと、あとで麺を一気に食べるという感じになってしまいました。
最後にスープが残るのですが、これだけ飲むと結構辛いのです。淡泊な具と合わさるとピリ辛でちょうどよい感じ、麺と合わせるとやや辛く、単独ではなかなかの辛さ。序盤ではまったく出なかった汗が終盤では噴き出し、寒い日のお昼としては最高になりました。
ということで、寿がきやの「台湾ラーメン ピリ辛醤」を紹介しました。正価は140円だそうですから、インスタントラーメンとしてはけっこう値が張りますが、見合った満足度にはなりますね。
これをお歳暮に選んだN氏のセンスに脱帽して、次の機会を窺っております。そういえば今月に「辛辛魚ラーメン」なるものが出るとか…。