春分の日の横浜市民の森めぐりの第一弾は、横浜市港北区の「綱島市民の森」です。私も初めて行きました。東急東横線の綱島駅を下車して、徒歩10分くらいの住宅地のど真ん中にあります。
イントロはこちら。
アプローチは、東急東横線綱島駅の西口を出て右手に進み、綱島公園を右目にそのまま道なりに真っ直ぐ進み、陽林寺を右目に坂道を上り続けると、市民の森の案内標識に辿り着きます。
実際は迷って、あっちこっちうろうろしてしまったのですけどね。陽林寺手前の交差点がカギです。笑
綱島市民の森の特徴は、周辺がほぼすべて住宅地で、唐突に森が始まり、唐突に終わるというところでしょうか。大きく2箇所に分かれており、双方ともほぼ一本道を歩いて終わりという感じです。
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綱島公園方面から来ると、このように市民の森の入口を知らせてくれます。さんざん迷った私は、ここで一安心。
ネコヤナギがお出迎え。
ジャノヒゲが至るところに植えられていて、青い実をつけていました。
ところが、スロープを下りるといつもながらの風景になるのですが、そのまま進むといつの間にか墓地になり、下の写真のような梅の木や桃の木がまばらに植えられているあたりで、森は終了してしまいます。
そのまま住宅地に入り、また森に入り直すこともできたようなのですが、私は引き返しました(だってまた迷ったらイヤだもん!)。これは正解だったようです。2つある森は、いったん住宅地を経由しないと行き来できません。こういうのは、市民の森ではよくあることですが。
綱島台公園(綱島公園とは違うので注意)の方向に、赤い建物が見えたと思ったら、このようなお稲荷さん(多分)でした。
森の本体に入るために、もと来た道を引き返して冒頭の標識のあたりで住宅地に出て、しばらく歩きます。本当にこっちでいいのだろうか?と何度か行きつ戻りつしたので、掃除をしていたおばあさんに不審がられる始末…。カメラ持ってマスクをした怪しい中年男なので、さぞ不審だったことでしょう。
とにかく、住宅地の中の道を進みますと、いつのまにか大きなマンションにぶつかり(こいつが森を分断する原因の模様)、その脇をひたすら進みますと、「ヒノキの森広場」に到達します。この落差がすごい。
「ヒノキの森広場」は、その名のとおり、真っ直ぐなヒノキ(スギも?)の林の中にある開けた場所です。休憩スペースもたくさんあるので、一休みしてもよいでしょう。野鳥もたくさんいます。大きめのキツツキの仲間を見つけましたが、写真は逆光で失敗。そのまま飛び去ってしまいました。巣箱があってシジュウカラが営巣中。
「ヒノキの森広場」を出ると、道が三つ叉になっています。右手に進むと、ひたすら道を下ることになります。すると、小さな小屋のようなものが。社のようにも見えます。そういえば、近くに2体の狛犬を見かけましたっけ。
梅や咲きかけのサンシュユの花を横目に下りきりますと、住宅地に面した入り口に。ヒイラギナンテンの花も開きかけです。
おそらく、最初に引き返したあたりから住宅地を進むと、ここにたどり着けたのだと思います。あとで地図をよく見ましたら、かなりの回り道です。素直に引き返して正解だったようです。
さて、下りきったはいいのですが、ここからはどうしようもないので、来た道を引き返しました。今回、こんなのばっかりです。でも、初めて訪れる場所ではこんなものですよね?そうです、と言って下さい!
で、ヒノキの森広場近くの三つ叉まで戻り、もう一方に進みますと、「大北谷神社跡」になります。かつては農業の豊作を祈って祀られていた神社も、今では広場と案内看板だけになってしまいました。おそらくは、宅地化に伴い農業が衰退して、神社も老朽化が進むだけになっていたのだと思います。
さらに進みますと、ちょっとした展望台があります。立てば、目の前にはモモの花が。「桃の里広場」です。ちょっとまばらですが、モモが見頃でした。ぽつんと、トサミズキが花をつけていたのが印象的でした。もともとこのあたりは桃の栽培が盛んだったとかで、桃の植樹とともに広場として名付けられたようです。
最後のはウメですね。
さて、この広場を出れば、綱島市民の森のツアーは終わりです。綱島駅に戻るには、そのまま引き返してもよいですし、住宅地を進んで綱島公園と陽林寺へアプローチする道に戻ってもよいでしょう。
ということで、綱島駅から電車に乗り、お隣の大倉山にて下車しました。ここから、怒涛の3市民の森強行軍が始まるのです。