春分の日、横浜市民の森をめぐる旅も早くも4日目です(旅になってる)。今日は、4箇所目、最後の森である「獅子ヶ谷市民の森」です。駒岡中郷市民の森から歩くこと20分、鶴見区と港北区の境にあるやや広めの森です。
3日目の記事はこちら。
【横浜市民の森めぐり】駒岡中郷市民の森はアプローチの方がたいへん!
駒岡中郷市民の森からは、環状2号の方に進んでそのまま横切り、「二ッ池」のあたりから「下谷広場」に入ることができます。しかし私はそこをスルーして、本覚寺の方まで進んでしまったのでした。本覚寺の脇は「歴史と森の散歩道」であり、そこから左右のどちらかに進むことになります。私は、まずは左の方の森に入ってみることにしました。
獅子ヶ谷市民の森は、一言で言いますと急勾配のとにかく多い森だということです。下手に下りると、また上るのがとにかくたいへん。下りるのも、勾配がきつくてけっこう気を遣います。でもこの雰囲気は悪くないです。
より大きな地図で 獅子ヶ谷市民の森 を表示
お寺の脇をしばらく歩きますと、「灰ヶ久保広場」の方に下りることのできる、「新池通り」の入口に到達します。ここから下りていきます。
すでに、けっこうきつい下り坂。犬に散歩をさせていた人とすれ違いましたが、こっちがこけそうでした。情けない。すでに足も疲れていたのかと…。
下りきると、「新池広場」です。ちょっとした休憩に最適。脇には「新池」という小さな池があり、バードウォッチング用の壁も。近くの小学生が書いたと思われる、見れる鳥の案内板付きです。
壁板から池の方を覗いてみました。
残念ながら鳥の気配はしませんでしたが、逆の方に鳥の気配。広場の真上に、たくさんの鳥があっちにこっちに飛び回っています。何だろうと思いましたら、オナガでした。こちらではお馴染みのオナガも、関西では見られないそうですね。
「新池広場」を出まして、「灰ヶ久保広場」の方へ。子どもの歓声が聞こえるように、ちょっとした遊び場にもなるフラットな広場です。でも写真がないんです。
今回、そこには進まずに(写真がないのはそのせい)、「旭台通り」を進んで「旭台広場」の方に再び上っていきます。「旭台通り」もけっこうきつい道です。たまに、「どう通ったら?」みたいなところもあります。
「旭台広場」。目の前が住宅地であり、近所の人がちょっとお昼を外で食べたりとか、使えそうです。
広場を出て、「歴史と森の散歩道」を先ほどの分岐まで戻ります。さて、ここで本領発揮。道に迷いました。あらぬ方角に進み、「車地蔵」や「上神明社」のあたりをさまよった後に、結局出発時点の場所へ。
で、もう一方の森に入れる道にようやく進むことができました。途中、小さな女の子の「お父さん!勉強しなさい!」の声にビクッ。はい、勉強します。
ちょっとわかりにくいんですが、こんなところを入るのです。奥に標識があるので気付きます。
標識のあるあたりに展望台があります。そこからの眺望。真下が池なんです。
さて、ここで迷うのですよね。展望台の左手からでも右手からでも、下の「西谷広場」に下りることはできます。ま、どっちに下りても結局は上ることになるので、まずは左手の「鋸坂」を下ることにしました。
男性の怒鳴り声にびくっとしましたが、連れていた犬に対してだったんですね。今日は怒られてばっかりかと。
「鋸坂」は、その名のとおりジグザクな道です。下りきると、「西谷広場」に到着します。東屋と小さな池があります。池には鯉がいます。ここも、ちょっとした遊び場になりますね。
広場に入る前に、ちょっと気になったのは、山の斜面にある防空壕のようなもの(青葉区の「こどもの国」にあるような)。水でぬかって歩きにくい斜面を上って近くで見ましたら、湧き水でした。どうやら、ここからホタルの棲む水路ができているようです。道がぬかっていたのは、湧き水のせいなのでした。
さて、「西谷広場」から出るには、また上らなくてはなりません。「鋸坂」ではない方、「大六天通り」です。なぜに「大六天」?「第六天」じゃなくて?ま、いいか。急に下った分、急に上るのは当たり前ですが、かなりきつい坂です。
登り切れば、今度は「寺の上通り」です。脇にある光明寺の上あたりを下るので、こういう名前なのでしょう。木の根っこなどがむき出しで、下手するとこけますぜ、ここは。寺の方に落ちないようにしましょう。
下りきれば、またもや池が。「下谷広場」です。「二ッ池」から素直に来れば、まずはここから入るのが妥当でしょう。しかし、「寺の上通り」の急勾配を進むことになるので、それはそれできついでしょう。
池では、カエルを捕まえたという兄妹が。この季節なら、まさかヒキガエル?とか思いましたが、実際はもっと小さなカエルだったようです。
実は、この森にはまだまだ実到達の地点があったのですが、いい加減足も棒になってきました。できれば、「横溝屋敷」などにも足を延ばしたかったのですが、それはまたの機会にとっておくことにしましょう。夏に来れば楽しそうな森です。水場があるのは、何といっても生物にとってはよい環境でしょうから。ここは、また来ると思います。
ということで、4つの市民の森を駆け足で歩いて(?)きました。また来るかも?な森、これっきりかなという森、いろいろありますが、とにかく「疲れました」です。のべ何キロメートルくらい歩いたんでしょうか…。
次回は番外編として、ちょっと寄り道したところとか(寄り道までしたのかよ!)、紹介したいと思います。