梅雨のまっただ中の6月23日、何を思い立ったか鎌倉散策に行ってきました。第1回目の記事はこちら。
【おでかけ】梅雨のさなかに鎌倉散策(1)—長谷寺でアジサイ見物断念!
前回は、長谷寺をめぐり、あまりの人出にアジサイ散策を断念したというお話でした(これだけじゃないっての!)。今回は、長谷寺を出まして、そのお隣といいますか、北側にある光則寺です。
光則寺の山門付近です。人出はだいぶ落ち着いた感じで一安心です。
光則寺は、長谷寺と同じく鎌倉市長谷にある日蓮宗のお寺です。開基である宿谷光則が自邸を寺としたとされています。寺の名前は、そこから来ているのですね。公式のWebサイトはありませんが、こちらのページが詳しいようです。
このお寺の素晴らしい点は、「四季の光則寺山野草と茶花マップ」(B4判)を無料で配布していることです。著作権があるので大きくは表示できませんが、細かくびっしりと書き込んであります。いやぁいい仕事です、素晴らしい!
ちなみに入山料は100円ですが、このマップを100円で購入すると思えば安いものです。
このお寺は、「カイドウの寺」とも呼ばれるように、本堂前のカイドウの木が素晴らしいです。とはいえ、季節を外していますからお花には逢えません。樹齢200年ということで、神奈川の3カイドウのひとつだそうです。
本堂では、お坊さんがおつとめ中でした。
光則寺は、門前の枝垂れ桜、そして境内中にある梅の木が素晴らしいのですが、季節を外しているので今は何といってもアジサイ(ガクアジサイ)です。さまざまな品種のアジサイを楽しめます。私はあまり熱心に撮りませんでしたが、その気になれば100種類は軽かったのではないでしょうか?
カイドウの木の根本付近にはハンゲショウが見頃でした。初夏の湿地ならハンゲショウですね。
ナツツバキ。
八重のホタルブクロです。どこを探しても、固有の名前はなくて八重ホタルブクロとか、ホタルブクロ八重とか呼ばれています。
オオレモン。名前はそんな感じですが、実際はそんなに高い木ではありません。なので、花の香りをじっくりと。柑橘系のよい香りがします。って当たり前か。
門前付近にトケイソウが。よく見るとお客さんがいますね。ヤブキリ?ササキリ?どっちでしたっけ?幼虫です。
なぜかクジャクが…。しかも二羽います。クースケとクーコという名前だそうですが、こいつはオスで、とするとクースケでしょうね。
最後は、「土の牢」と案内されている、日蓮の弟子の日朗が幽閉されていたとされる土牢です。奥まったところにあって近寄りがたい雰囲気です。でも、ご老人方は群がっていましたが…。
ここは、もっとじっくり回れば多くの山野草が見つかったでしょう。楽しみはまたの機会のために取っておくとしまして、光則寺をあとにしました。お腹が空いたというのもあるんですが、時すでに遅しなんですよね。
次は、このあたりの本命「高徳院大仏」です。