自虐的医療ネタ、続きです。
1回目の記事はこちら:
【ヘルス】椎間板ヘルニアがやってきた!(1)~前兆&発症編
Mクリニックに着いて気付いたのです、この日の診療科目をチェックして来なかったことに。よほど動転していたのか…、情けないぞお前!この日は、整形外科の診療は予約のみで、直近は3日後ということでした。
そんなに待てるか!ということで、せめて痛み止めの薬だけでも欲しいと受付のおねえさんにだだをこねて、ようやく総合診療で受け付けてくれることになりました(まぁいわゆる内科ですね)。
住所氏名や症状などを自己申告するおきまりのペーパーを書きます。痛みの強さや種類や部位を適格に記入。でもまぁしょせんは自己申告ですから、参考用でしょう。人によって、「これ以上ないほどの痛み」を選ぶ人もいれば、「何とか耐えられる痛み」を選ぶ人もいるでしょう。大事なのは場所と種類ではないかと思いますが、種類もうまく例えられないこともあるでしょう。
カルテを受け取り、診察室の前でお待ち下さいとのこと。さて待つこと数分、意外と早くお呼びがかかりました。診察室に入りますと、内科医らしい先生が。症状を簡単に伝えてますと、すかさず何かプリントされた紙を取り出します。症状からすると多分これじゃないかと用意しておいたと、何たることか予知能力者でもあるかのようにのたまいました。
そこにあるのは「椎間板ヘルニア」というすごい見慣れたワード。筋肉痛とは違う太ももにある鈍い痛み、腰の鋭い痛み、嫌な予感はしていましたが、やはりその疑いですか!
最近多いとのこと。太った中年の背骨腰骨が自分の重さを支えきれず、起きるのがこれ。ろくに運動もしないで腰の筋肉が弱くなっても起きやすいとのこと。う〜ん、運動は定期的にやって、腰背部も十分鍛えているはずなのになぁ…。やはり、一日10時間以上のデスクワークが悪いのか…。
運動のやり過ぎもよくないのですか?と尋ねましたら、うん、やり過ぎもよくないとのこと。やっぱり!もう歳なのだからほどほどにというアドバイスを、あ〜うるさいうるさいと無視して、いい気になって毎回毎回3時間も歩いたり走ったり上げたり下げたり曲げたり伸ばしたりというのがよくなかったようです。あ〜俺のバカ!後悔先に立たず!腹水じゃなかった、覆水盆に帰らず。後悔しても後の祭りとはこのことです。
とりあえず、きちんと診断を下すには、MRIで縦割りスキャンして実際にヘルニアになっているか確かめる必要があるとのこと。しかも予約はだいぶ先になるとか。でも四の五の言っていてもしょうがない。直近の日時を予約しましたさ。
で、この日はレントゲンだけ撮っておくとのこと。後日MRIをやるならいらないのでは?と思いましたが、必要だと言われれば撮るしかないでしょう。こうやって、医療費の支出が増えていくのだな。
痛み止めとかの薬は出してもらえるそうで安心しました。あと、できるだけ横になって腰に負担をかけないようにしていた方がよいとのことでしたが、できればそうしたいわさ!でもこういうときに限って年末進行の忙しさだし!
愚痴っていてもしようがないので、優しい看護師さんの案内で放射線管理区域に向かいましたさ。管理区域と言ってもキレイな場所なのですわ。座って待っていると(実は座っているだけでも結構ツライ)、診察着に着替えて欲しいとのこと。なんかことが大きくなって来たなぁ。
着替えにはロッカールームがあるのですが、そこのロッカーのキーが今まで見たことないものでした。セキュリティがあるので詳しく書けませんが、暗証番号を自分で決めてロックするタイプ。キーレスなので紛失の心配もないですし、金物がダメなレントゲンやMRIの際には必須でしょう。
診察着に着替えて待っていますと、男性の放射線技師の方からお呼びがかかります。男二人にガラス張りのベッドという少し倒錯を招くような雰囲気ですが、さらにそこに横になって欲しいというのです(当たり前だ)。ところが、足を上げにくい!本当にこれは困りました。四苦八苦した挙げ句にスタンバイ完了。体の向きや位置を調整されつつ、3枚の撮影を完了しました。
診察室の前で待っていてくださいね、と放射線技師の方に言われましたので、ぼけ〜っと待っていましたさ。診察室からは誰か出たきり入っていませんし、他に患者もまばらなのにお呼びがかからないので、受付の女性に尋ねました。すると、レントゲンに案内してくれた看護師の女性が来てくれまして、レントゲンで終わりと申しましたよね?とおっしゃいました。え〜でも放射線技師の方は…(ブツブツ)と言っていてもしようがないので素直に引き下がり、会計をお願いしました。
初診料とレントゲン撮影があるので結構かかってますね、医療費を圧迫して申し訳ない気持ちで一杯です。これに薬をもらう(こっちがメイン)のです。薬局は別ですので、いつも通りお薬をもらって帰ります。すっかりお馴染みのロキソニン(鎮痛消炎)、あとは関節によいビタミンE12剤、筋肉のこわばりを取る薬、血流を改善する、という薬です。
もう時間も遅かったので、夕飯というか昼飯を食べて、薬を飲んで一安心。家にメールを入れて、その日は終わりとなりました。薬が効けばあ〜ら不思議、いつおどおり普通に動けるのでした。ロキソニンは偉大だなぁ。
次回は、いよいよクライマックス、MRI編、いってみます。