東急東横線の渋谷駅が地下に潜り、東京メトロ副都心線と繋がったのは1ヶ月前。私自身はそれに巻き込まれることもなく、いつもどおり東京メトロ半蔵門線と東急田園都市線を使っていますが、半蔵門線渋谷駅の人の流れが変わったな、と思いました。
写真素材サイト:「足成」より
朝、上り電車を待つ人が増えました。渋谷は降りる人の方が多いはずですが、乗ってくる人も多いです。これは、銀座線を使っていた人が半蔵門線に流れてきたのだと推測されます。
東急東横線の渋谷駅が地上にあったときは、地下鉄に乗るには銀座線が最寄りでした。半蔵門線を使いたければ、銀座線の表参道で乗り換えればよかったわけです。
しかし、地下に潜ったら、半蔵門線の渋谷駅の方が近いので、直接乗り込む人が増えた、と思われます。銀座線を使う人は、同じように表参道で乗り換えるわけです。
つまり、銀座線の渋谷・表参道間の朝・上りは乗客が減ったはずですが、実際に見てみればそんな感じです。
夜は逆で、下り電車から半蔵門線渋谷駅で降りる人が以前より増えました。また、表参道から乗って渋谷で降りるという人も明らかに多いです。これは、このまま東急東横線に流れると推測しています。
駅の場所が変わったから、といえば当然なのですが、そういえば都営大江戸線が開通した際には、より都心に入る人が増えて、渋谷駅での乗り換えが減ったのを思い出しました。
駅のパワーバランスが変わると言えば大げさですが、なかなか面白いです。
そういえば、鉄道写真家の中井精也さんの本が出ています。私は「撮らなきゃ、撮らなきゃ」と思いながら、「あまり縁のない場所にミーハー的に出掛けるのも失礼じゃない?」と自粛しておりまして…。という替わりではないですが、オススメだと思います。