サイトアイコン たまプラ通信

通勤電車はストレスがいっぱい(13)―車内をスキャンするお姉さん

このシリーズも久しぶりですね~。毎日のことなのでネタには事欠かないのですが、話がついつい下世話なだけになって社会性もへったくれもなくなったので、最近は控えていたんですよね。でもまぁ変な話でも面白ければいいかな、と書いてみることにしました。いえ、決してブログのネタがないわけでは…(汗)。

今回は、「車内をスキャンするお姉さん」です。当事者バレを防ぐために、多少のフェイクを入れてありますが、コンテキストは同じです。

車内をスキャンとは?

このお姉さん、ほぼ決まった時刻に、決まった場所から車両に乗り込むのです。それはよくある話なのですが、どういうわけか、四季を通じてお召し物がワンピースなのです。別にいいじゃん、と言われそうですが、冬でもワンピースで、しかもノンスリーブとか…。その上にコートを召していますが、寒くないのか気になります。当然、車内ではコートを脱ぎます。

というか、服装は今回の話に関係ないのです。単に印象に残りやすいだけです。

このお姉さん(くどい)、車両に乗り込むと、車内の端から端まで、往復します。なぜ往復しているのかわかるかというと、乗り込むのは車両の端っこで、そこから反対側に進むのが見えて、しばらくするとこっちに向かってくるのが見えるからです。

最初は、何をしているのかわかりませんでした。おばさんにありがちな、空いている席を探しているのかしらと思いましたが、朝の通勤電車でそんなものあるわけがありません(まれにありますが、私は訳ありでは?誰かが粗相をしたとか?と疑ってしまいます。笑)。

何度かそういうのを目撃したある日、疑問は氷解しました。私の乗り込む駅では、座っている人より立っている人が圧倒的に少ないほどの混み具合で、立っている人は適当な間隔を置いて立っています。

その日、お姉さんは、なんと私の隣に立ちました。明らかに不自然です。立つなら、後もあっちもこっちも空いていますよ?なぜに隣に?まさかラブ?(←アホ)

ちょっと逸れますが、以前、男性に同じことをされましたが、明らかに挙動不審で怖かったです。正面の窓ガラスの反射で、こっちをじっと見つめているのがわかるからです。本当に怖かったです。

話をおねえさんに戻します。次の駅で、何とお姉さんの正面の人が降りました。そうです、そのお姉さんは、すぐに下りる人を覚えていて、その人を見つけるために車内を往復するのです。すぐに下りる人が見つかれば、ロックオンしてその前に立つのです。

ですから、隣に人がいようが、そんなこと関係ないのです。

私は、このお姉さんを車内スキャナーと名付けました。往復するのは、車内の両側をスキャンするためでしょう。技ですね。しかし、スキャンするのは一車両だけのようです。一編成をスキャンするパワーはないようです。しかも女性専用車両ではありません。

どうやら、降りる駅にポイントがあって、特定の場所から離れたくないような感じです。ですから、ベストな場所から乗り込み、誤差は車両1台分に留めるのです。

ここまで邪推すれば、私も立派なストーカーかも知れません。しかし、ちょっと変わった行動をする人は、毎朝のことであればイヤでも印象に残ります。そのうち、その不思議な行動について推理するようになり、それがささやかな楽しみにもなってしまうのは理解できますよね?ね?ね?

この手の、「車内で見かけた人ウォッチング」はネタにキリがないので、またいってみようとおもいます。乞うご期待(かな?)。

モバイルバージョンを終了