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通勤電車はストレスがいっぱい(17)―電車の中はスマホだらけ。

最近、通勤時の電車に乗ると思うのです。スマホだらけじゃないか、と。座って見れば、両脇がスマホ。目の前もスマホ。注意して見渡せば、半分以上スマホ。熱しやすい国民性とはいえ、いったいどうなっているんでしょう?

私などはあまのじゃく、へそ曲がり、偏屈者なので、そういう風景を見ると自分だけは使うまいと出さないか引っ込めてしまうのですが…。国民性として、皆が使っていれば、私も使わなきゃ、みたいなのもあるみたいですね。

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ところで、なぜにこんなにスマホを使っている人が多いのかしら?と考えましたら、ごく自然なことだと思い至りました。

スマホの基本機能は、メールやネット、そして電話。携帯電話の機能ですね。

これにゲーム。最近のスマホはグラフィック処理性能が高いですから、ちょっとした携帯ゲーム機の代わりになります。

SNS機能。FacebookやTwitterなどのアプリがありますから、パソコンなしでもSNSが満喫できます。

電子書籍、新聞。スマホで新聞記事を読んだり、本を読んだりできます。漫画もたくさん配信されていますね。

ミュージックプレイヤー、ビデオプレイヤー。音楽や動画を満喫できます。

カメラ。コンパクトデジカメ顔負けの機能が備わることが多いです。

ということは、スマホでパソコン、ゲーム機、携帯電話、PC、ポータブルオーディオ、カメラ、すべて兼ねていることになります。単にスマホを使っているといっても、それぞれ異なるデバイスなりメディアとして使っていることになりますね。

これはスマホが非常に優秀なデバイスであることを意味しているわけです。これだけあれば何でもできるのでは?とも思ってしまいます。ですが、よく考えれば、他のデバイスやメディアのすべてを代替できるわけではなく、部分を削り取っている感じです。

汎用性が高い分、中途半端と言えます。まぁこれは汎用機にある宿命みたいなもので、否定する類のものではありません。

通勤電車の話のはずが、スマホ論みたいになってしまいました。では最後にひとつだけ。優先席付近では携帯電話の電源をお切り下さい、とありますがスマホはどうなんでしょう?

これだけの機能があるので、切ってしまったらメディアプレイヤーとしても使えません。でも電源を入れてしまえば、携帯電話としての機能が生きてしまいます。

このルール自体が時代錯誤のような気がしますが、守れないルールはモラル低下を招きます。もう一度、真の目的を洗い出して、今に相応しいルールにして欲しいと思いますね。

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