せっかくいただいたので、本を紹介しましょう。日経ヴェリタス定期購読特典の1冊、日経ビジネス人文庫「FPは見た!お金の悩み解決します」(日経ヴェリタス編集部編)です。
8月に出たばかりの、日経ヴェリタス紙の連載をまとめた文庫です。
どんな本かというと、タイトルのとおりで、「お金の悩み、解決します」です。悩みというよりは、お金に関する諸々、教えましょう、という感じですね。主人公は福田富子というものすごい縁起のよい名前の中年自称スーパーFPの女性です。
この女性が、22歳の成り立てサラリーマン池田マサルを相手にお金の蘊蓄、もとい教育をする、というものです。
まぁお話仕立てになっていて読みやすいですね。テーマも、給与の構成、リボルビング払いの罠、自動車任意保険の重要さ、高利回り投資商品の罠など、けっこう身近なものです。だいたい見開き2ページくらい使ってスッキリ書いてありますから、読みたいときに読めるだけ読むという読み方ができて、気楽に読めます。
さて、「読」は何回出てきたでしょう?
それはさておき、お金のことって以外と知らないものですね。また、知っているつもりでも、説明しろといわれるとなかなかできないものです。人に話すときにちょうどよい、そういったレベルの話が詰まっていると言えましょう。
マネーリテラシーを上げたい、という人にオススメです。