そろそろ2015年度の就活(就職活動)も解禁になるとかで、大学3年の学生さん、いわゆる就活生のみなさんは、「さぁこれから!」とか「どうなるんだろ、俺?」とかいろんな思いに駆られているんじゃないでしょうか?
それにしてもおよそこのブログに相応しくない、この切り出しはいったい何なんでしょう?それは、今日紹介するこの本のせいなんです。
就活生でもないアラフィフの私がなぜこの本を紹介するのか?お前はITと写真にしか興味がなかったのではないのか?いえいえそんなことは…。それはおいおいクリアになりますからご心配なく。って誰も気にしないか。トホホ。
最初に言っておきましょう。この本は、就活活動に入る前に読んでおいて損はない本です。それは断言します!むしろ、読んでおけばそのあとの就活が有利にも不利にもなる、そんな可能性を秘めた話がたくさん詰まっています。
この本の成り立ちを、簡単に紹介しましょう。まず、タイトルにもなっている「袋小路クン」って誰?ってことなんですが、実在の学生です(仮名です)。そして、相方というわけではないんでしょうが、彼の就活のアシストをする相場さんという社会人がいます(こちらも仮名です)。この二人がメインキャストで、相場サンが袋小路クンの就活をうまく導いたことで成功した就活秘話という感じです。
(実際に中身を読むと「導いた」なんて、そんなキレイなもんじゃないとわかりますが)
それにしても表紙の「内定連発」ってスゴイですねぇ。赤字ででっかく主張していますから、イヤでも目立ちます。そして「フツーの大学生」が。こっちも赤字です(少し控えめですケド)。ということは、そのへんにいる「フツー」の大学生が、この就活難のご時世になぜか「内定」を「連発」できた、そんな秘密が詰まっている本だと想像できます。
これは興味が湧きますよね。でも追い打ちをかけるのは、オビなんです。なんだか数字ばかりがど~んと目立つんですが「26」と「7」って何でしょう?
よく見ると、「26」はエントリーシートの通過数です。しかも「全部」通過と書いてあります。「全部」ということは、落ちなかった、ということですか?そう書いてあるからそうなんでしょうね。たくさん通った、というのはよくある話だと思いますが、落ちないというのはちょっとすごいんじゃないでしょうか?何か、落ちない書き方とかコツがありそうですね。
「7」は内定を獲った数のようです。しかも頭に「銀行」とか書いてあります。わざわざ書いたのは、半沢直樹のことを思い出したからでしょうか?まさかそんなことはないと思いますが、金融機関にも内定が取れたんですね、この人、いや袋小路クンは。一時期ほどではないと言え、やはり金融機関は手堅い就職先として人気がありますから、こういったところの内定が獲れたのにも秘密がありそうです。
表紙とか、オビにいる(かわいらしい)男の子が袋小路クンなんでしょうが、彼の指さす先に、就活結果の明細が載っています。26社中内定は7社ですから、勝率は30%弱でしょうか。思ったほどでもないかな?と思いましたら、辞退数もあるんですね。これを入れれば半分を突破しますね。なるほど、こういうところも晒しているんですね。
さらに!オビの裏を見ると、袋小路クンと相場サンの就活記録が赤裸々に晒されています。う~む、ここまで晒すのか。表紙で袋小路クンが「ホントの話」とツイート、いやつぶやいているわけがわかりますわ。信じない人もいると思うからね、もうここまで晒すからね。というお二人の意気込みが伝わって来ます。
表(おもて)だけ眺めていたらこれだけの字数(じかず)になってしまったので、続きは明日にしましょう。何だか興味を持った、という人は書店で実際に見てみてくださいな。