昨日の投稿で、解答をスマホで教えあう子どものことを書いたのですが、翌日(つまり今日7日)の日経朝刊一面にこんな記事が載っていました。有料会員でないと全部は見れないのですが…。
本紙をとっているか、有料会員の人はぜひ読んでみて下さい。「リアルの逆襲」というコラムです。
コラムの内容を要約するとこんな感じです。
カーンアカデミーというネット上の学校で大量のビデオ教材が提供され、世界中の1,000万人の生徒が自習するそうです。それを利用したある学校の学習スタイルとして、生徒はまずそのネット上のビデオ教材で学習し(バーチャル)、教師はそれを個別指導している(リアル)そう。リアルがあってバーチャルの学習が完結するという学習スタイルです。
日本でも北海道にある学校(UNIXを授業に取り入れたりと何かと先を走りたがるところですが)がこのスタイルを取り入れて効果は上々だとか。ここでは最後にグループ学習を取り入れ、皆で知恵を出し合いながら問題を解くとか。単に問題を解くだけではなく、コミュニケーション力も育てるというのがポイントのようです。
石板に代わり紙の帳面が導入された19世紀。鉛筆に代わり万年筆やボールペンが普及した20世紀。いつの時代も「便利なモノに頼ると生徒の能力が落ちる」との批判が親や先生の間で起きた。
コンピュータとネットの普及は、学習スタイルをガラッと変えるだけのパワーを持っています。子供たちはそれに無意識のうちに乗り、便利さを享受するうちにいつの間にか武器に変えていくのかも知れません。
そんなのは邪道、学習が身につかないよ?などと言っていると、とんだ時代遅れのじいさんだと言われてしまうのかも知れませんね。インフラの変化に伴い、学習すべきものも変わっているのだと思います。