23日に訪問した、神奈川県自然環境保全センターの3日目。今夜は、木々の花とかいってみたいと思う。早春の木々の花は、どちらかというと控えめなものが多いが、数珠なりに群れていたりと、それなりに賑わいのあるものもあるから楽しみだ。
今回は、基本的にアップばかりでいってみたい。でもマクロが届かない場合には控えめのアップになっているのでご了承願いたい。まずはサンシュユ。小さくて黄色い花をびっしりとつけるので、割と目立つ。花は、萼からエノキダケのようににょきっと出ている感じ。
クロモジ。名前の由来は、幹に黒い斑点が出るかららしいが、説明されてもその黒い斑点が目に入らない。でも花に出会えたのは初めてで、ちょっとうれしい。開きかけのものが多かったが、運良く撮れた一枚。ほとんど緑という小さな小さな花。
ミツマタ。最近では普通に公園などに植えられているので珍しくもなくなったが、遠目にはマカロンのように見える小さな花をびっしりつける。春先には、色合いがうれしい花。
シナマンサク。わざわざ「シナ」と断るあたり、中国原産のマンサクということか。ふつうのマンサクより、黄色いトゲ(花弁?)の部分が長いような気がする。こんな和菓子を見たことがあるような気がするのは、気のせいかな?
アセビ。ここに限らず、この季節ではすっかりお馴染み。陶器を思わせるような透明感のあるベル状の小さな花をびっしりと咲かせる。たまに、ピンク色とか紫色の花も見かける。
ソシンロウバイ。ロウバイはすでにお馴染みだが、「ソシン」とつくあたり、中国原産か。というか、ロウバイ自体、中国原産のような…。ソシンとは、「蘇秦」のこと。蘇秦は中国の戦国時代の人物の名前だが、なぜ名前につけられたかはわからない。
シロモジ。先ほどはクロモジだったが、こっちはシロモジ。同じクスノキ科なので、似ている。シロモジは黄色い花をびっしりつける。個人的には、こっちの方が好み。
キブシ。これもかなりお馴染みで、房状に垂れ下がる黄色っぽい花をたくさん付ける。
最後は、ウグイスカグラ。これも小っちゃな花だが、同じような形で白い花弁を持ち、ウグイスカグラとは違い上向きに花を咲かせるものも見た。ウグイスはわかるけど、カグラというのは神楽のことかと、花を見るたびに思う。
ということで、早春の木々の花をアップで紹介。いろんな木々の花を探して歩くと、やっぱり楽しくなってくる。木々の花は、割と早春からしばらくの間しか見れないものも多いので、注意して見ていきたいと思った。
明日は最終日、野の花。