我が家には、乃木神社由来の樫の木と、榊の木があった。榊の木は、マンションの大規模修繕工事の際に部屋に入れていたからか、枯れてしまった。樫の木は元気に頑張っていたが、なぜかこの冬に枯れてしまった。
本当に、乃木大将には申し訳ないと思う。不徳のいたすところである。
気持ちを切り替えて、空いた鉢にはツツジを植えることにした。
ちなみに、サカキやカシの記事は、こんなところにあった。ずいぶん古い樹なのだなぁ、と思うと余計残念である。
最後の最後は、こんな感じであった。少し芽が出ていたので、再生してくれるかな、と期待していたが、やっぱりダメだった。
植え替えるときには、鉢の中の土ごと捨てるしかなかった。びっしりと根を張っていたから。植物の生命力は、やっぱり根っこなんだなぁ、と思う。
でも樫の木には、深めの鉢でもダメなのかなと思い、不相応なものは育てない方がいいのかも知れないと思いも新た。
で、冒頭のツツジである。家人と相談の末、久留米ツツジの白、ということに落ち着いた。ツツジは頑丈なので、あまり環境の良くない我が家でもしぶとく生きていけるかな、と思ったからである。
ツツジは、植え込みでも一般的で、扱いもぞんざいであることが多い。年中葉っぱがあり、春先に一気に大振りの花を咲かせるといういいとこ取りの感じもする。最近は、ヤマツツジやキリシマツツジ、ヒラドツツジなどいっぷう変わった種類も目にする。
赤や紫のツツジもいいが、白いのもいいなぁ、と思う。
ヒラドツツジを、ヒドラツツジと読んで顰蹙を買ったのは秘密である。どんなツツジやねん!という感じだ。
今回は花が開いているツツジを買ってきたが、来年、どのように花を咲かせてくれるか、今から楽しみなのである。