ある小売り関係の人と話していたら、なるほどと思った話。
かつて、コンビニエンスストア(以下コンビニ)にとっての売上の何割かは、なんとタバコ関連売上で占められていたそうだ。タバコ単独、そしてその「ついで買い」(酒類やお菓子、惣菜など)である。
しかし、喫煙者が減少し、2割以下にまで減ったという現実のもとに、タバコに替わる「ついで買い」のソースが必要になった。これがコーヒーだ。
何といっても、セブン・イレブンの100円コーヒーのインパクトは大きい。アラビカ種のよい豆を使って提供するこのコーヒーは、はっきり言って原価ギリギリか原価割れだという。
しかし、コーヒーを買うついでにパン類を買ったりお菓子を買ったりと、ここでも「ついで買い」が生まれる。
中には、買うのはコーヒーだけ、という人もいるが、ブログ主のように「せっかくお店に来たんだから」という人も多いだろう(ここだけの話だが、コンビニスイーツにはまっている)。
個人的には、タバコで売上が伸びるよりも、コーヒーで売上が伸びる方を支持する。同じ嗜好品で、同じくゴミを産み出すなら、他人の迷惑にならない方がいい。