南無三、どうやら漏えいデータに含まれていたようだ。ベネッセからの手紙。「お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告」と題された手紙によると、「お客様ご自身の情報も含まれていることが判明しましたので、本書状を送付させていただきました。」ということだ。
幸い、漏れた情報で何かが送られてきたとか、電話がかかってきたとかそういうことはなかったが、今も情報がどこかで一人歩きしていると思うと気分が悪い。
今回の書状の内容は、お詫びということで、以下の3つから品物(?)を選べるということだ。
- 500円分の選べる電子マネーギフト「EJOICAセレクトギフト」
- 500円分の全国共通図書カード
- 財団法人ベネッセこども基金へのご寄付
「選べる電子マネーギフト」とか、妙な軽さも気になるが、「?」なのは3だ。
別に入っていた紙によると、今回のお詫びのあり方として財団を設立するそうだ。「未来ある子どもたちへの支援や子どもたちが安心して学習に取り組める環境の確保」という志やよし。しかし、このタイミングで設立、というのはどうか。
いや、タイミングよりも、お詫びの品として提供するものを寄付して下さい、というのは何だかモヤっとするものを感じるのはブログ主だけだろうか?
財団法人だから、ベネッセの経営とは別になる。別とはいえ、ベネッセから出ていくお金の一部は、財団法人に流れる。言ってみれば、出て行くお金を全体として減らすことができる、ということを考えるのは狭量すぎだろうか?
そもそも、この財団の今後の活動がよくわからない。本格的に活動を行うには資金がもっと必要だろうし、その場合にはまた寄付を募るのか?それともベネッセ本体から定期的に拠出するのか?そのへんはまったく不明だ。少なくとも書状を見る限りは。
ちょっととって付けた感がある今回の対処、ギフトは受け取らないし、財団への寄付も行わないつもりだ。そのお金を、個人情報管理を、子会社、孫会社、ひいては派遣会社からの人員などに頼らないで済むような体制作りに回して欲しいと願っている。