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フルタイムロッカーシステムの光と影。

なんて書いたらオーバーか。在宅でなくても、宅配の荷物などを受け取れるフルタイムロッカーシステム。もはや最近の集合住宅では標準装備とも言えるものになってしまったが、便利な反面、これってどうよ?と思うこともある。

自宅マンションに着いて、ポストを覗くと小さな紙片がはらり。これが宅配ロッカーに荷物を入れたよという、配達業者からの合図。このままロッカーから荷物を出したいところだが、たいていはカードキーを持ち合わせていない。なので、部屋に帰って、カードを持って出直してくることになる。まぁこれは仕方ないと思う。

が!

部屋に入って「宅配ロッカーに荷物入っているって!」と教えると、伝票をしげしげと見たあと…。

「この時間、部屋にいたけど?」

ベランダで洗濯物でも干していたか、風呂掃除でもしていたか?でも、チャイムはけっこう響くので気が付かないわけはないとの言い分。しかも、一回ならそういうこともあろうが、何度もなると、怪しくなってくる。

これはどうやら、インターフォンを鳴らして住人にエントランスを開けてもらい、エレベータで目的階まで上がってさらにインターフォンを鳴らし、荷物を渡して受け取り伝票に印鑑をもらってエレベータで降りるというのが非常に面倒くさいらしい。確かに、こう書いてみると、意外とプロセスが多い。

戸建なら、少なくともインターフォンを2回鳴らす必要はないし、エレベータもない。

なので、不在ということにして、宅配ロッカーに放り込んでジ・エンドという気持ちもわかる。わかる、がやってはいけないと思う。宅配ロッカーは住民の便利のためのもので、宅配業者が省力化するためのものではないのだ。もちろん、不在時に再配達しなくて済むといったメリットはある。

ということで、宅配業者の人の負担をできるだけ減らすべく、通販の利用はできるだけ控え、インターフォンを2回鳴らさずにすむように部屋の玄関を開けてお出迎えすることを心がけている。頼まなくても勝手に来るものは仕方ないが、これでかなり我が家への訪問を減らすことができるはずだ。

この際、エントランスまで取りに行こうかとも思っている。ははは、これはさすがに気を利かせすぎだろうか?

 

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