ふるさと納税が過熱しているとか。今さらという感じだが、ブログ主も去年から参入した。加熱すれば、それを揶揄する流れが出てきて当然だ。しかし、ブログ主はふるさと納税(正確には寄付だけど)は悪くない制度だと思う。それは、お礼の品が豪華だとかそういうことではないのだけど。
第二のふるさととも言える群馬県にもン万円寄付したど。
ふるさと納税を訝しく思う方面の意見はこうだ。
- お礼の品の豪華さを競う競争になって本来の趣旨が捻じ曲げられている。
- 自治体の負担が増えて本末転倒である。
なるほど、もっともな意見だ。中には、「そちらの蟹はいくら寄付したらもらえるのか?」みたいな問い合わせが入ったり、「なぜお礼の品に蟹を入れないのか?」みたいな脅迫めいたものもあるという(やっぱり、蟹、海老、牛肉など、ふだん口に入れにくいものが人気のようだ)。なので、こういうお礼の品競争から早くも離脱して、真に自治体にエールを送りたいという人だけに絞って、特にお礼の品を出さない自治体も出てきているという。
それはそれでいいことだ。自治体によって考え方が異なり、それに賛同する人のみが寄っていくというのは、正しい姿だからだ。
逆に、お礼の品を吟味して、より多くの寄付を集めるという方向性も間違っていない。お礼の品が地元の特産なら、地元にお金が落ちる。しかも、県外や遠方の人に、そこにはそういうものがあるというのを知ってもらえる。もしかしたら、実際に足を運んで来てくれるかもしれない。そうなったら大成功だ。
要は、画一的にならなければ、それでいいということだろう。地方分権とか言いながら、実際にはそれぞれの自治体のばらつきを懸念するようでは先が思いやられる。
ひとつあるとすれば、自治体の負担だ。冒頭の写真のように、群馬県からは群馬県庁から手書きの宛名書きでお礼の品(ぐんまちゃんグッズ、群馬県観光マップなど)が送られてきた。これの数が増えてきたら、負担も馬鹿にならないだろう。だから、自治体の負担が問題、という意見には賛同する。
これには、賛否両論あるとは思うが、できるだけ地元の業者に実作業を委ねるというのがいいだろう。実際、比較的小規模な自治体ではそのようなケースが多いように見える。普段から発送を行っている業者であればその延長だし、売り上げが増えるのはいいことだ。
しかし、規模の大きな自治体では、あまり特定の業者を優遇できないという事情もわかる。微妙な問題だが、自治体の負担を抑えて、地元産業の盛り上がりや観光誘致になるのが、ベストな形と思う。
などと偉そうに書いたが、やっぱりお礼の品はいい。群馬県の場合、ぐんまちゃんグッズだが、何が来るのかワクワクしていた。
いただいたのはコレ、ぐんまちゃんタオル、ぐんま観光マップだ。
タオルは、フェイスタオル。スポーツタオルならジムに持って行けたのだが、残念だ。「IラブNY」をもじった「IラブGM」が斬新だ。ん?GM?ああ、ぐんま(GunMa)ね。最初、某自動車会社かと思ったよ。って、んなわけないか。
観光マップは、そうとう大きい。小学校の教室に貼るのにちょうど良いサイズ。しかし家ではどうかな?これは、おりあるごとに拡げて、眺めるしかないだろう。
ということで、ぐんまちゃんグッズを眺めながら、ふるさと納税についてつらつら書いてみた。お礼の品も、ひとつのマーケティングである。ブログ主としては、どうぞ競ってください、というのが主張だ。