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【辛いもの探検隊】八丁堀「博多一慶」の辛もつ鍋定食は価格リーズナブルで満足度120パーセント。

久しぶりの辛いもの探検隊だ。昨年末に築地の新しい職場に移って、探検の機会を伺っていたが、雪やらなんやらで流れてしまっていたのだ。しかし、ようやくその機会を得た。しかも、隊員であるデザイニャーN氏の意向をできるだけ活かしてもらった感じだ。さっそく行ってみよう。

訪れたのは、東京都中央区八丁堀にある、博多一慶。博多本店の流れを汲む、もつ鍋が有名なお店だ。しかし出鼻からくじかれた。待ち合わせ時刻から、実際に会えたのは30分後。果たして何が起きたのか? 待ち合わせは、みずほ銀行前。しかしこのへんは、みずほ銀行関係だけで何箇所もあるのだ。これは、このへんの盲点で、店舗を明確に限定しないと必ず迷う。注意したい。しかし、迷ったブログ主を寛大に許してくれたN氏に乾杯だ。

場所は、八丁堀駅から2, 3分という好立地。外から見るお店は、質素な佇まい。闖入したのは、13時半ごろ。このお店は、14時までがランチタイムなので、ギリギリだ。訪れる人が多くて、なかなか入れないと聞いていたが、待っている人もいなくて、スムースに入ることができた。このあたりでは、訪れる人のランチタイムは比較的早いようだ。

お店に入る前に、メニューを確認しよう。「もつ鍋定食」と、いたってシンプルだが、ブログ主的には、「冬季限定 担々麺と辛口カレーセット 850円」に惹かれた。が、何となくN氏の冷たい視線を感じたので、とりあえずその場は引っ込めたのであった。ぐむむ。

入ってからわかったが、スポーツ選手やテレビ芸人などが出入りする、有名店のようだ。写真は撮らなかったが、店内にはスナップ写真やサインがたくさん貼ってある。しかしブログ主はそういうものには興味がないのでスルーしてしまった。いいのかな?

店内は、テーブル席と座敷に分かれている。座敷は掘りごたつだ。探検隊が闖入したときにはテーブル席が空いていたが、座席に案内された。両脇は、OLグループとサラリーマン集団(何、この表現の差は?)。OLグループはバレンタインデーの話題で盛り上がり。そうか、そうか、バレンタインデーか。今さら気付いたという感じだが、盛り上がるといいなぁ。

天井には、空調機の手前に大型のファンが。昔は、ファンだけだったに違いない。

さて、さっそく注文せねばなるまい。メニューを見てもわかるように、選択肢は限られている。上記の冬季限定メニューを外すと、「もつ鍋定食」のノーマル、ダブル、トリプルの三種類に分けられるようだ。カレーセットは早々に却下されたので、もつ鍋定食を頼むのだが、ここでN氏の白い目が再び。

「まさか、辛いもの探検隊ですよ?」
「だから、もつ鍋定食を頼むんじゃないか。」
「それは辛くないですから「辛もつ」にしないと。」

そうだったのか!でもデフォルトで辛いと思っていたんだよ。じゃ、とにかく「辛もつ」。で、辛もつ鍋定食2人前と相成った。

ブツが到着するまで、周囲を物色。テーブルの上には、辛味追加用の刻み赤唐辛子。ナプキン入れは霧島のグラス。箸は割り箸、そして爪楊枝。

鍋以外のブツが到着して、並べて撮ってみた。大きなカセットコンロはダミーで、ランチには使用せず。メインは青い燃料付きのコンロ。白いご飯(けっこう大盛り)、辛い味付けの突き出し(これだけでご飯一杯はいけそう)、キャベツの千切りにマヨネーズがけ(辛味緩和用?)、そして使いどころが難しい生卵。

そして鍋登場。何となく懐かしいアルミ鍋?

行儀悪いけど、ちょっと開けてみた。なんじゃこの唐辛子の量は〜?とかはまったく思わない。へ〜、なんだか楽しめそうだね、という感じだ。感覚マヒ? と、唐辛子に気を取られていたけど、脇にある大量の麺類は何?具は、白もつ、キャベツ、ニラと博多風。つゆは醤油ベースのようだ。

鍋が煮立ってきた。俄然楽しみになってきた。早く食いたい!という気持ちになったのは久しぶりだ。で。蓋を取ってみると、何と食べごろじゃないか!太麺が、早く食え!と強硬に主張しているのが伝わってくる。待っとれ、食ってやるからな。

とんすいに取り分けてみた。誰かに分けないけど。白モツは、ぷっくらした脂肪がたっぷり。でももつ特有の臭みはまったくなし。くにゅくにゅした食感と、甘みのある脂をたっぷり味わえる。コリコリした部分(小腸?)も旨みたっぷりだ。

遅れたが、麺も取ってみた。麺は、締めに食うという感覚があるので手を出さずにいたが、最初に食べてしまうのが博多流だそうだ。本当か?それじゃ、お腹いっぱいになってしまうじゃないか。あ!先に麺類でお腹いっぱいにしてしまおうという店側の陰謀か?考えすぎだって!

でもチャンポン風の太麺は、鍋の出汁をたっぷり吸って、やっぱうまかったっす。麺好きにはたまらない。ここでも放置されている生卵の姿が。

おお、向かいの鍋も煮立ってきて、宴たけなわという感じ。この赤い鍋、いいねぇ。あとはひたすら食すだけだが、問題なのは生卵。すき焼きのように卵を溶いて、具を付けながら食べるのがいいと思う、すべて終わってからでは。ブログ主は、このへんの判断がつかずに、結局最後のおじやに回してしまった。最初から卵を使い、余った卵をおじやに使う、これが正しい流れだと確信した。

鍋の中も平らげて、締めをどうしようかということなのだが、ここはやっぱりおじやでしょ。このお店は、ご飯お代わり自由なので、そのご飯を投入。ここで、使わなかった生卵の出番!とんすいで溶き、さっそくかけようとしたらN氏からさらなるダメ出し。卵は煮立ってからですよ!申し訳ない。ここまでくると燃料もほとんどなくなってくるのだけど、なんと、追加してくれる。なんともありがたい限りだ。

とんすいによそって食べるけど、ゆうに三杯分はある。入りたてのときに隣の席にいた男衆が、こんなに食べていいの?と言っていた理由がわかった。

 

ということで、博多一慶、八丁堀店のもつ鍋定食を堪能した。お昼で、1,000円で、ここまで満足度が高いのは素晴らしい。でも炭水化物の比率が高いな、とは思う。なので、若い人か、力仕事をする中年の方々にお勧めしたい。

そう、肝心の辛味といえば、ノーマルという感じか。爽やかに汗をかき、さっと引いていく感じで、午後の仕事がはかどりそうだ。さらなる辛味が欲しい場合には、テーブル備え付けの刻み唐辛子を最初に投入するのがいいだろう。

そいうことで、ブログ主的には、冬のうちに担々麺と辛口カレーセットを攻略したいと思っている。

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