長らく愛用しているSONY製ヘッドフォンの調子が悪いということで、新しいヘッドフォンを!という声が上がった!できればワイアレスタイプを!という無茶振りだ。ワイアレスと一言で言ってもなぁ…?正直どんなものを選んだらよいのか皆目見当がつかなかったので、リサーチから始めてみた。
ワイアレスといっても、大きくBluetoothヘッドフォンかそうでないものに分けられる。当然、Bluetoothヘッドフォンはオーディオ機器がBluetooth対応でなくてはならず、制約が大きい。少なくとも、我が家では使えない。なのですぐに対象外となった。
するとそれ以外ということになるのだが、ここでも壁にぶつかる。通常、ワイアレスタイプは、ヘッドフォンとは別に、トランスミッタと呼ばれる音声信号を飛ばす機械が必要になる。これとテレビ、オーディオ機器などとの接続をどうするのだ?という問題だ。
どうせなら音がよい方がいい。すると、光デジタルオーディオ端子で接続するタイプがいいが、これが高いし、対応機種が少ない。シアターサラウンド対応も必要ない。次善の策はLINE OUTなどの音声出力ジャックで接続するタイプだが、たいていヘッドフォン端子接続を想定しているし、なんとなく音質が良くないような気がする。あくまでも気のせいだけど。
しのごの言っていてもしようがないので、近くの電気店で物色し、値段も手頃というものを買ってきてさっそく装着してみた。機種は、JVCのHA-WD50というもの。黒タイプは売れてしまったのか、白タイプだけだった。色にはこだわらないので、サクッと購入。5,000〜6,000円くらいか?
内容物。ヘッドフォン、クレードル(充電器)、ヘッドフォン用Ni-H(ニッケル水素)電池(単4×2本)、ACアダプタ、オーディオケーブル(ストレオミニジャック、RCAピンプラグ)。
クレードルにヘッドフォンを載せてみる。購入時は電池が空なので、まずは充電から始めなければならない。クレードルのCHARGEインジケータが点灯していることを確認。
ヘッドフォン本体に電源スイッチがあるので、クレードルから外した状態で電源を切れば、電池の消耗を防げる。また、ヘッドフォン本体にはボリュームボタンがあって手元で音量をコントロールできるのも便利だ。
音質が以外と良いのに驚いた。妙なノイズもなく、低音もしっかり出ている。ヘッドフォン自体が軽いのもいい。いやはや、世の中は少しずつ進化している。こういうベーシックな品が安くて、しかもきちんと使えるのはありがたい。
これならケーブルを引っ掛けられる心配もなく、ちょっと離れたところからテレビを見たり、ゲームをプレイしたりすることができる。ただやっぱり、TVのヘッドフォン端子にいちいち抜き出しするのは面倒だし、ヘッドフォン端子に出る音量の調整が面倒くさい。いずれは、光デジタルオーディオ端子などの専用接続を試してみたいと思っている。