東急車輛の車内広告で見かけた。今年(2015年)1月のリリースだから、だいぶ前の話だけど。恥ずかしながら、初めて知った。でもついにやるんだ、という感じ。
2020年を目標に東横線・田園都市線・大井町線の全64駅にホームドアを設置します
設置は、東横線、田園都市線、大井町線の3路線、64駅。特に田園都市線では厳しいだろうなぁ、と思っていたのは東急5000系の6ドア車の存在。4ドア車の中に、混雑緩和のための6ドア車が混じっており、編成によって、ホームのドアの位置が変化する。なので、ホームドア設置の障害となっていたわけだ。
余禄だが、ドアの位置に左右されないホームドアの開発というのも進んでいると、どこかで聞いたことがある。この場合、自走式のドアになるとかならないとか、詳しいことは忘れてしまったが。
要は6ドア車を廃止、4ドア車に統一することで、ホームドアの設置を可能にするわけだ。ホームドア側でなんとかするより、はるかに合理的だ。6ドア車は、殺人的に混雑する田園都市線の混雑緩和を狙って投入されたが、準急の運行、大井町線の溝の口延伸と急行の運行で、殺人的が犯罪的程度に緩くなり、必要性が薄くなってきたのだろう。
何より、通常時は乗りにくい車輛だ。狭い座席、高い荷物置き(もう網棚とは呼べないな)…。
ということで、田園都市線沿線の住民としては歓迎する。ホームからの落下とか、人身事故が少しでも減るとともに、これが本音だが運行の遅延が少しでもなくなるのを願いたい。