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「大山Gビール」は3種類のクラフトビールが楽しめる。ところで「G」って何?

ふるさと納税のお礼の品の紹介。今日は、鳥取県米子市の「大山Gビール」。5/9付の日経朝刊経済面によると、米子市は2014年度の寄付金額が4億7千万円で全国10位だとか。確かに、パンフレット(先日送られてきた)によると、特産品がよりどりみどり。

他の、ベスト10入りしている自治体も、似たようなもの。特産品目当てと揶揄する向きもあるが、地元振興のために工夫するのは悪くないと思うぞ。

「大山Gビール」の外箱。それにしてもこの「G」の意味とは…?

最初に「大山」とは? 神奈川県の丹沢山系にある山のこと、ではなくて(そっちは「おおやま」)、こっちは鳥取県にそびえる1,709mの名峰だ。米子市はその隣りにあり、「大山」の伏流水を使ったビールというのも納得できる。

2014年度では、6本入りというセットだったが、2015年度は「鬼太郎ビール」と組み合わさった8本セットになっているので注意。330ml入り。

6本セットの内訳。ヴァイツェン(WEIZEN)、ピルスナー(PILSNER)、ペールエール(PALE ALE)が、それぞれ2本。2015年度のセットには、これにスタウト(STOUT)が加わる。

ちなみにビールの種類について。3/7付日経プラス1にわかりやすい記事があったのだが、読めない人がほとんどと思うので簡単に。これらは主に原料、製法の違いで、ヴァイツェンは小麦麦芽を多く使うドイツビール、ピルスナーはいわゆるラガービールでチェコビール、ペールエールは大麦麦芽のみで作るイギリスビール、いわゆるエールビール。同じビールといっても、発祥地も原料も違うことに注意。

ヴァイツェンは、小麦麦芽を多く使うのでタンパク質が多く、濁った感じ。味わいも独特。アルコール度5%。色は淡い。酸味つよし。タンパク質のせいかちょっと出汁っぽい風味。泡はクリーミー。好みは分かれるかも。

ピルスナーは、いわゆる普通のビールという感じで飲みやすい。アルコール度5%。色はふつう。泡はさっと消える。誰にでもお勧めできる。ラガービールは、10度前後でゆっくり発酵させ、味わいは穏やかになる。

最後のペールエールは、モルトだけで作っているだけあって、香りがよく個人的にもっとも好み。エールビールは20度くらいで短時間で発酵させ、フルーティな香りを醸し出す。色もやや濃い。女性や、ビールがあまり好きではないという人にも勧められる。

ちなみにスタウトは、いわゆる黒ビール。ローストした麦芽を使うために香ばしい風味になる。こいつも嫌いじゃない。

最近、クラフトビールが人気なので、こういった原料や製法の違い、発祥地も知った上で飲むと味わいも格別だ。ウンチクにもなって楽しい。

残った「G」の謎だが、公式サイトを見ても、はっきりとした説明はなかった。ブログ主の独断と偏見によれば、これは「地ビール」の「地」に引っ掛けた洒落ではないか? と見た。ほかには「大山」から「Great」を持ってきている感じもするし、「Good」でもよい感じがする。誰か知っている人がいたら、ぜひ教えて欲しい。

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