なんか今さらという感じですが、ソニーがベータマックス方式のビデオカセットの出荷を来年3月で終了するそうです。この記事を読んで思ったのは、
まだ出荷されていたんかい!
ではないでしょうか? ベータマックスがVHSとの激戦に敗れ、ソニー自らがVHS方式のビデオデッキを販売するのを見て、もうベータマックスは終わったと思ったものです。
かくいう私はベータ派。大学生時代に印税で買ったビデオデッキは、もちろんソニーのベータマックス。当時で20万円くらいした記憶があります。しかも重い、うるさいと、メカめかしさ満載でした。
自分でテレビ番組などを録画して楽しんでいる分には良かったのですが、そのうちVHSが台頭してくると、ビデオソフトは基本的にVHSばかりになってしまいました。神田神保町の芳●書店に出向き、今夜のおかずを買い求めようにも、「ベータ?ないですねぇ。」とけんもほろろに扱われる始末。
しかし、何年も使いましたさ。そして、そのデッキは今でもうちにあるのです。もちろん、使ってはいませんけど。ですが電源も入るし、再生もできます。チューナー部はさすがに機能しません、アナログですので。誰かに譲ろう、売ろうと思っているうちに30年を超える年月を経てしまいました。
実はテープもあるので、こいつをデジタル化してからと思っているのですよね。え?デジタル化なら業者に頼めば、ですって? 若い身空、必死で録画したものを他人に見られるほど恥ずかしいことはありません。できれば自力でデジタル化したいと思っております。もちろん、家族にも内緒で。
それにしても、本年度の出荷本数が400本もありそうということは、誰かがいまだに使っているんですねぇ。そっちのほうが驚きです。もしかしたらMDなど下手なデジタルメディアよりしぶといかもしれませんね。