最近、駅のホームや、電車内の座席の座り方で、気になることがあります。たとえば、5人掛けの駅のベンチ、先客がいなかったらどう座りますか?
端っこのほうだようねぇ。いきなり真ん中には座らないかな?
こんな感じですよね。で、両端、真ん中、そして残りの2席、そんな順番じゃないでしょうか?
しかし最近、いきなりこんな風に座る人を多く見かけるようになってきたのです。
○●○○○
最初は、たまたまかな?と思っていました。もしくは、他の人が全員席を立って、たまたま残ったとか。それでも、サッときてぱっとこんな風に座るのを何度も見て、何か理由があるのでは?と思い始めてしまいました。
そう、現代人の感性や考え方が少しずつ変化している、そんなことを考えてしまったのですね。(おおげさ)
だって、これってすごく不安定じゃないですか。電車の座席だって、わざわざ端っこを一人分空けて座らないですよね? しかもこれだと、次の人はいいとして、3人目の人が座る位置に悩みます。
○●○○● ←●(どこに座ろうか?)
まさか、これは、絶対に自分の両隣に人が来ないようにするためのブロックなのでしょうか?いや、それなら最初から端っこに座れば、こんな心配をする必要は半減しますね。
さらに深掘りしました。私のよく利用する駅のベンチは、一方の端っこだけ、杖などを立てかけられるくぼみが付いています。そうか!このくぼみのある席はあえて避けているのだ!だから…(略)。それなら、くぼみのない方の端っこに座ればよろしい。う~ん、解決ならずか…。
実は、これだけではありません。一度、こういう状況から、
○○●○○
↓
○○●●○
こうされてしまい、ビックリしたことがあります。なぜにわざわざ隣に??そういえば、ジムのお風呂でも、ズラッと並んだ洗い場で、空いているのにわざわざ隣に座られて、ドキッとした覚えがあります。
人間は、自分のパーソナルスペースに他人が入ってくるのを嫌うので、できれば距離をとりたい、と思うものなのです。
パーソナルスペースとは?
人が持つ縄張りのようなもので、他人が近づくと不快に感じるスペースのこと。親しさによりスペースも変わる。親しい人は狭くなり、関係が薄れるほど広くなる傾向があるが、個人差も大きい。距離により以下のごとく大きく4つにわかれる。
➀密接距離:ごく親しい人と接する距離。簡単に体が触れられる。
(0~45cm)
②個体距離:手を伸ばして触れられる距離。
(45~120cm)
③社会距離:踏み出さないと体が触れられない距離。
(120~360cm)
④公共距離:集団を見渡せる距離。
(360cm以上)Wikipediaより
隣り合った席なら、①の密接距離です。ごく親しい間柄でないと、不安になる距離です。②の固体距離なら、席を1個空ければ大丈夫そうです。
つまりこれは、パーソナルスペースが縮まっている、ということなのでしょうか。つまり、自分のパーソナルスペースに他人が入り込んでくることに抵抗が無くなっている、という変化なのでしょうか。そういえば、私は他人と一緒に小用を足せませんが、まるっきり気にならないという人もいます。
他人に対する警戒感の変化、という感じでとりあえずまとめておこうかと思います。まさか、隣に人が来て欲しいなんて、人恋しさの表れ、というワケではないですよね?