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山を削ってソーラーパネル問題

ある日、東京都下の某町をクルマで走らせていましたら、すごい光景が目に飛び込んでいました。ドラレコの映像をキャプチャしてトリミングしたので少々見にくいですが…。

山の斜面が一面ソーラーパネルになっとる…。

なるほど、南向きの斜面をソーラーパネルにすれば発電効率いいわな~とか一瞬考えましたが、これってどうなんでしょうね? 周囲の様子からすると、元々生えていた樹木を伐採して敷設したように見えます。とすると、樹木をソーラーパネルに置き換えたわけです。

ソーラーパネルが、二酸化炭素を(直接的には)排出しない発電方法というのは今さらの話だけれど、光合成を行って二酸化炭素を吸収してくれる樹木を伐採してしまったら、本末転倒じゃないかな?

ただの山や樹木じゃ、キャッシュを生み出さない!
しかしソーラーパネルならFITのおかげでお金になる!

なるほど。そういう考え方もありますね。

ということで、静岡県伊東市で、伊豆高原の山がはげ山になる!という問題が起きているそうで。東京ドーム20個分といいますから、半端ない広さです。聞けば、外資系(大韓民国籍)の企業が土地を買い取り、事業を進めているそうです(ちなみに「大韓民国」は「だいかんみんこく」だそうです)。

伊東 ソーラーパネル 韓国」でググれば記事などが出てきます。

先ほどの小山でもそうでしたが、下には普通に民家があったので、仮に大雨とかで斜面が緩むと、重量のあるパネルが一気に滑落してくる、なんてことにもなりかねません。パネルには保水力はまったくないですからね。この夏に限ったことではないですが、各地で大雨の被害が出ていることを考えると、大げさとは言えないですよね。

私も伊豆にはよく行くので、あの緑の山々が一面黒光りするソーラーパネルになるなんて、あまりに趣味が悪いと思います。事業を進めている会社にとっては、所詮他国の山、わが国には関係ないし、何か事故が起きたら撤収すればいい程度に思っているのでしょうか。

こういう話を聞くと、許認可云々以前に、山林などを外資が簡単に買収できるというのが、そもそもどうかと思いますね。これほど土地信仰の強い国で、その土地を外資に簡単に渡してしまうというのは、あまりに警戒心が薄いとしか思えません。

一時期、水源地をChina籍の企業が買収しているという話をよく聞きましたが、そのうち聞かなくなりました。単に表に出なくなっただけなのか、何らかの規制が入ったのか。伊東市のような話は、ここに限った話でもなく、これからどんどん出てくると思います。悪しき先例にならないように、いい方向に転回してほしいものです。

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