山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社にお参りしてきました。お昼をどうしようかと思っていましたら、クルマを停めた第2駐車場の脇にある浅間茶屋さんに決定。富士吉田市の誇る吉田うどんのお店ですが、そう思わせないようなたたずまいですね。実は、このお店では、思わず購入してしまった一品もあるのです。
ちなみに、手前の緑色は、人工芝です。
開店前、お店の前を通りかかりましたが、草を刈ったり、水をやったりと、よく手入れしていらっしゃいますね。
サルスベリのピンク色に、赤い緋毛氈がよく映えます。日除けのすだれが渋いですね。
赤いといえば和傘も。とことん、和を打ち出しているお店です。
暖簾は淡いオレンジ色。そしてなぜかワンコ。実物ではなく作り物ですが。
お店の中は落ち着いていますよ。店員のおばさま方がマメに世話を焼いてくれる、昭和の味の残ったお店です。
メニューはしっかりしていますので、念入りに選びましょう。
「鳥モツ煮」に惹かれますが、こんなの頼んだら絶対にビール類が欲しくなりますからね。ここは我慢です。ちなみに、楊枝差しの向こうにある匙付きの器がポイントです。お冷やは富士山麓の湧き水で、これがまたうまいのです。
私は頼みました、山菜うどんを。しまった~、まだ暑い季節なのに、熱いうどんを。しかし、これがまたよいのですよね。ほどよく冷房の効いた店内では、むしろ暖かい方がうれしいのです。しかも、天ぷらときんぴらが付いています(きんぴらはネギと一緒で薬味です)。梅は甘くて、最後のデザートですね。山菜うどんに入っているキャベツがポイントです。
相方が頼んだのは、冷やし吉田うどん。冷たいうどんに、豚の角煮、そしてキムチという組み合わせです。実は似たようなメニューが2種類あったのですが、卵が半分か1個まるごとかという違いのみ?のようです。こっちも梅が付いてきます。
吉田うどんは、太くてコシがあって美味しいのですが、できればきっちり煮込んで食べた方が美味しいようです。温かい山菜うどんでもやっぱり固めで、冷たい方はさもありなんという感じでした。もともとほうとうの土地なので、うどんは煮込んで食べた方が絶対美味しい!ということのようです。
さて、先ほどの薬味なのですが、山椒、唐辛子、胡麻、海草などをあえたものなのです。これをうどんにかけて食べてね♥ということだったので試しましたが、普通の七味などとはまた違って美味しいのです。ついうっかりかけ過ぎてしまいましたが、そのあとにかけ過ぎに注意と言われました。見た目からは想像できないくらい、辛いのです。
「よっちゃばれ」。名前の由来はわかりませんが、単体で売っているので、買ってきました。500円くらいだったでしょうか。
中身は、こんな感じです。うむ、唐辛子、山椒、胡麻などがきっちり混じっていますね。これをひと匙くらい、ご飯に載せて、混ぜて、食べると「うま~」です。このご飯で、他のおかずを食べても美味しいです。でもかけ過ぎに注意!本当に辛いですから!
北口本宮冨士浅間神社に訪れたときは、ちょうど富士吉田市の火祭りの日で、境内ではたくさんのたいまつが火を点けられるのを待っていました。しかも、知人に偶然出会うなど、ハプニングも。いい神社は、出会いも演出するようですね。