さて、もうすでに忘れ去られているかのような連載だが、終結はさせねばなるまい。
律儀な私。
ということで、CPUの取り付けから、再開である。
CPU取り付けのために、電源を除けたまでは前回のとおりである。
ここで、CPUを外箱から出す。
相変わらず大げさなパッケージだと思いながらも、開ける。
毎度毎度だが、開け方に困る外箱である。
簡単に開けられては困るという意図の表れだろうが…。
中身を出すと、こんな感じである。
どっちが主役でどっちが従者かわからないような感じだが、言うまでもなく左側のチップが主役である。
右側は巨大なファンである。
まだ、ご本尊様を取り出すわけにはいかない。
マザーボードに最初から装着されている、ファンを取り外す。
しかし、これがまた、取り外しにくい。
両側2カ所にある留め具を外すだけなのだが、けっこうタイトで、力がいる。
基盤に変に力を加えて、パターンが切れたりしても何なので、びくびくしながら、しかも大胆にいく。
外して、ボードに装着されていたもの、CPUに付属していたもの、と並べてみた。
向かって左が標準、右がCPU添付のものである。
大きさから言えばCPU添付の方がコンパクトだ。
しかし、方針通りボード付属のものをそのまま付けることにする。
ここで、CPUを装着するのだが、細心の注意で。
静電気その他には十分に気を付けよう。
ソケットに差す際には、ピン位置に気を付けよう。
無理しても入らないようになっているが、ソケットのマークとCPU表面のマークを合わせて、そっと置くような感じで装着しよう。
ちんまりと鎮座されているような感じだが、これから巨大なヒートシンクがのしかかることに、気付いているのだろうか?さも暑苦しいだろうと思うが、熱いのはそもそもこいつなのであった。
ここに、ヒートシンクを再度装着する。
外すのも苦労したが、取り付けるのも大変である。
留め具のロックは片側はすんなりいくが、もう一方がどうしてもスムーズに行かない。
基板どころか、CPUが危ないのでは?と思ったくらいである。
マニュアルには、通り一遍のことしか書いていないので、なんとか工夫して両側の留め具のロックに成功する。
もう二度とやりたくないような作業だ。
何事もなかったようにヒートシンクが装着されている。
こいつめ!