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HGSTからハイスペック2.5インチHDDが!

今日、日立グローバルストレージテクノロジーズのプレスリリースによれば、2.5インチで100GBの容量を実現したTravelstar 7K100シリーズの販売が開始されたらしい。何だか、よだれの出そうなスペックだ。愛用のLet’s Noteに換装できないかななどということを考えつつ、スペックを見てみる。

私が最初に見るのは、回転数とキャッシュ容量である。回転数は7,200rpmと、第二世代の2.5インチHDDである。これなら、デスクトップで使われる3.5インチタイプと遜色ない。常々、ノートPCのディスクアクセス性能には不満だったが、この速度ならほぼ満足できるだろう。キャッシュも、8MBと十分である。

容量は飛躍的に伸び、すでに書いたとおり100MBだ。平均シーク時間も10ms強と、満足できるものである。見逃せないのは耐衝撃性で、300Gまで耐えるという。これは、同社の従来機の1.5倍だ。

換装を考える場合(これはメーカー非保証になる。念のため)、消費電力を気にせねばなるまい。参考までに、愛用のLet’sNote CF-Y2Dの内蔵HDDは、東芝のMK4025GASLである。このモデルのスペックを引いてみると、以下のような感じである。なお、MK4025GASLは一般には販売されていない、ロジック電圧が3.3Vのモデルである。末尾にLの付かないモデルのものを、当社のサイトから引用。

改めて、7K100(HTS721010G9AT00, HTS721080G9AT00, HTS721060G9AT00)のスペックを引用すると、以下のような感じだ。

  • 容量100GB(80GB, 60GB)
  • 回転数7,200rpm
  • キャッシュ8MB
  • 平均シーク時間11ms
  • 消費電力(アイドル時1.8W)
  • 重量115g
  • 消費電力と重量がアップするのは、致し方ないのかなと思う。せっかくの省電力設計をスポイルしてしまいそうな願望だが、ほとんどをAC電源で使っている状況なので、お許し下さい、という感じだ。

    さて問題は、ロジック電圧の差をどうするかということだが、これについては先達がいろいろ試しており、参考になる。要は、HDDへのモータ電圧供給の5Vのみの供給にした場合、ロジック電圧も5Vのままで動くという情報だ。そのために、HDDへ特定の信号がわたらないようにピンをマスクする。

    従来のATAインタフェース用はすでに出荷されており、シリアルATA用は7月からだというそうだ。気になる価格だが、まだ高止まりしている感じなので、落ち着いてきたら調べてみようかと思っている。

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