あのマイクロソフトからXboxの次世代機、Xbox360が出てくるそうな。スペックを見ると、もはや敵なしという感じだね。それもそのはず、パソコン並みなんだからね。しかし、ゲーム機としては面白くなくなるんだろうね。
見ればみるほど、スペックだけは現在最強である。プロセッサ、メモリ、グラフィック、サウンド、ネットワーク、よくもまぁこれだけといった感じだ。だが、個人的にはゲーム機としてはPS2あたりまでで十分で、あとはもう少しメモリがあればいいなとか、ビデオメモリがあればいいなとか、その程度かなと思っている。
いつのころからか、ゲームのおもしろさはハードウェア的なスペックにかなりの部分を依存するようになってきた。きれいで素早い3Dグラフィック、臨場感溢れるサウンド、それはそれで重要な部分である。シミュレーション系では、必須な要素とも言える。だがシミュレーションはもはやゲームではないのではないかと思っている自分にとって、本来のゲームのおもしろさを引き出す要素はあまり付加されていないのではないかと思う。
スペックが大きくなったことで、ユーザの側もそれに応じたものを求めるだろう。PS2クラスでも規模が大きいと言える現在のゲーム開発プロジェクトが、もっと肥大化する可能性はある。それに伴い、製作費もアップするだろう。もはや、ゲーム開発は映画制作に等しいものになりつつあるのではないだろうか。ソフトの方も、よりビジュアルを重視し、ムービーや3Dモーションを駆使したものになるだろう。というか、もうなっているか…。
未だに、PS2でないPSのゲームが面白いと思ってやっている私は、もう時代遅れなのかもね。