少々書くのが遅れたという感じだが、ついに日本でもiTunes Music Store(iTMS)がスタートした。待ちに待ったという感じだ。iTunesから接続することのできる他国向けのサービスを見て、プリペイド以外の手段ではこの国から使うことができないという現実に、歯がゆい思いをしていた人は少なくないはずだ。
4日間で100万曲という偉業を達成したiTMS-Jだが、その中身はどんな感じなのだろうか?
最初なので、IDも取得せずにただ眺めてみることにする。左上の方に、検索メニューがあるので、これを使って曲を探してみる。「ブラウズ」では、Smalltalkライクなブラウザで、ジャンル、アーチスト、曲を探すことができる。「パワーサーチ」では、曲名、アーチスト名などを入力して絞り込んでいく。
私がiTMSに期待しているのは、価格というよりは手に入りにくいアルバムをいかに手に入れるか?ということである。この点から見れば、iTMS-Jは発展途上だ。まずは、J-Popなどを充実させて、国内のユーザの定着を狙っているのだろうから、徐々にラインナップが充実していくことを期待したい。
残念ながら、今の状態ではまだ積極的に使うという状態ではない。米国並みの品揃えになれば文句ないが、権利関係が複雑なこの国では、簡単にはいかないのだろう。直販サイトの充実で流通業界は変化を遂げた。音楽業界は、どのように変化するのだろうか。