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iPod nanoとiTunes 5.0

AppleからiPodの新型が発表されたな。その名もiPod nanoだそうだ。nanoは、10億分の1を表す単位だが、従来になく小さく、軽いということをいいたいのだろうな。miniよりも。同時にiTunesも5.0にバージョンアップしたが、これはいろいろな意味でなかなかのものだ。

iPod nanoは、シリコンタイプである。つまり、フラッシュメモリに楽曲データを蓄積する方式だ。そのために、厚さは1cm未満、重さも50g未満だ。薄く、軽い。4GBタイプで28,000円くらいか。結構値が張るが、SONYの新製品に比べればはるかに安い。SONY製品は賢さを売りにしているらしいが、そういうものよりは結局は基本性能がいいものに落ち着くんだよなぁ。

iPod nanoの登場で微妙な立場になるのがiPod miniだろう。こちらはHDDタイプだが、容量的には大差ない。当然、重さでは勝負にならない。iPod shuffleは安さを武器に、曲数はそれほど多くなくてOKという層に対してアピールするものがあるだろう。

iTunesは5.0になって、検索(ブラウズ)機能が大幅に強化された。画面を見るとわかるが、再生中でもSmalltalkライクなインタフェースを用いて楽曲を絞り込んでいける。これは非常に便利だ。気になるのは、ちょっと前にCreativeが取得した特許である。あの特許は、まさにこのことを言っているのではなかったか。さすがだApple、このタイミングでこの機能を搭載して新バージョンを出してくるとは、明らかに挑戦的である。個人的には、ああいうもので特許云々というのは結局客離れをするだけと感じている。しかも、このインタフェースのアイデアは、ずっと前からあるのだ。

本格派の私は、4GB程度のもので乗り換える理由はまったくないし、何台も持つのは意味がないので、このまま三代目iPodを使い続けるであろう。USBで使うには若干不便で、液晶もモノクロで、バッテリーの持ちも今ひとつだが、これで十分さ。

しかし、家人に使わせて様子を見るという手もあるな。そして取り替えてしまったりして。ダメか。

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