我が家で愛用のPS2が調子悪いというか、ついにおシャカという感じになってきた。PS2の発売日と同時にPlaystation.comで購入し、5年半の長きにわたり使われてきたものだ。品番SCPH-10000と呼ばれる初期モデルである。初期モデルの常で、さまざまな不具合のあるものであった。これが、起動モーションで止まるとか、ゲームの途中で止まるとか、おかしくなってきた。
まず、とにかく起動が不安定である。ゲームによって、一発で起動しないもの、するもが分かれる。ピックアップレンズの汚れかと思いクリーニングするが、すぐに元に戻る。グラフィックがよく乱れる。最新(?)のGT4では動きの速いシーンでは画像が乱れてちょっとがっかりであった。
いろいろあるが、まずは本体をオーバーホールすることにする。内部のホコリが障害になっている場合も多いから、これらを除去する。裏面のねじを全部はずし、カバーを外す。カバーは二段になっており、弁当箱の下段をまず外す。ここにはさほどの用事はないので、さらに上段を外す。すると、電源部やDVDドライブ部がむき出しになる。電源ファンもむき出しになるので、ねじを一本外して電源ファンを取り外し、念入りに掃除。そしてそれを元に戻す。CPUのヒートシンクに付いているホコリも除去。取り外したカバーの通風口にこびりついているホコリも除去。DVDドライブ部もカバーを外し、ホコリを除去。
結局、ホコリを除去するくらいしかすることがないのだが、カバー類を全部元に戻す。ねじも元通りにはめる。で、電源プラグを差し込み、起動する。
「ん?」なんの反応もないのである。画面が一瞬ちらつくが、それで終わり。DVDドライブのトレイは出てくるが、PS2の起動モーションが何も出ない。これはほんとうにおシャカになったようだ。オーバーホールで引導を渡してしまったようだ。臨終寸前の年寄りに風呂に入れと言ってしまったようなものだ。
結局、買い換える羽目になるのか?次のPS3を待とうか。で、いつなのか?2007年?とてもそれまでは待てないな…。というわけで、次の休みにでもSCPH-7000系を購入しようかと考えているのである。脆そうだが。