いきなりニンテンドーDSが欲しいということになって、先週末に電気屋をめぐったのであった。しかし、軒並み品切れで、なんでこんなゲーム機が?という疑問符を頭にめぐらしつつ、諦めて帰路についたのだが…。
聞けば、頭を鍛えるとか松嶋菜々子の脳年齢が50歳とかで、こういうゲーム、しいてはそのゲーム機が空前の人気なのだそうだ。任天堂といえばポケモン、マリオ、そんなイメージしかないので、もはや品薄だとは思うわけもないのであった。
Amazonはじめ通販では、予約もできず、購入は当然できない。近場の店は全滅。ならばどうするか、ネット世界の住人らしく、ネットで情報収集だ!聞けば、トイザらスには週末入荷するという。なので、一番で乗り込む計画を立て、遂行する。
結果、DS Liteをトイザらスでの入手に成功した。入店時に並び、限定100個を入手する。ホワイトとブルーしかないというが、この際カラーの好みは気にするまい。近隣のショップでは、入荷の目処も立っていないというのに、果たしてトイザらスには入荷している、それはなぜか。かつて、ゲーム機用のソフト開発に端っこでも携わった身には、その理屈はすごくよくわかるのだが。
任天堂は、そもそも花札やトランプなど、プリミティブな玩具からスタートしている会社で、商品を流すルートは、当然ながらおもちゃルートである。おもちゃ、玩具には当然卸がいるので、そこに中心的に流すことになるが、すると、必然的におもちゃ屋さんに流れることになる。ちなみにプレステのSCEは、独自に流通経路を築いた。ゲームキューブなどがその一つだが、コンビニ、家電、量販店と、多岐にわたった、どういう店にどういう商品があるのか見ると、その店にどういう経路で商品が流れてくるのか、想像つくだろう。
DSがほしいとなって、Amazonや楽天とかで商品を探せば、個人や法人で販売に参加しているものが必ず見つかる。たいていは、市勢価格より遙かに高価なものを付けているが、こういうものを買う必要はない。暇に飽かせて買いあさり、高値で入札しているケースがほとんどだからだ。最初は、こんなものでも買うしかないかと思ったが、はっきり言って馬鹿げている。わずか数千円の違いといえばそれまでだが、こんなものだからこそ、そこまでして買ってはいけないのだ。
最後に、このDS、年老いた身には、逆に新鮮だ。プレステ2のハードなRPGは心身ともに疲労が激しいので、こういったシンプルな動きが心地よい。ペンによる軽快入力、音声認識、無線LANにも対応しているなど、楽しめそうだ。PSPのようなマニアックな感じもないので、いよいよあっしも普通の人かぁ、と思っている次第だ。
で、何をやっているかと言えば、「脳を鍛えるオトナのトレーニング」とかだ。危機感があるのだろうか…。