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iPodしゃっふる?(3)

前回までは、iPod Shuffleの購入と、カバーなどのアクセサリの購入について書いた。今回は、Shuffleそのものの使い勝手について書いてみたいと思う。

前回の記事:iPodしゃっふる?(2)

第一世代のShuffleは、本体がそのままUSBコネクタを備えていて、PC本体に装着して充電したり、楽曲データを同期する、というものであった。第二世代では、他のiPodと同じようにドックが付属しており、そこに装着することで充電したり、楽曲データを同期したりする。ドックにはUSBケーブルが装着されてるので、それでPC本体に接続する。ドックは完全に専用で、ヘッドフォンジャックと兼用のコネクタで、Shuffleと接続する。

Shuffle自体はとても小さいが、ドックもそれに合わせて小さいので、邪魔にならない。小さくて安定感に欠けるので、普段からPCに接続しておくというよりも、必要なときに取り出し、接続するというイメージだ。どこかに仕舞っておいても邪魔にならないサイズといえる。

さて、前回にShuffleに装着するカバーのことを書いたが、実はこのカバーを装着すると、ドックにセットできないのだ。ドックの溝がShuffleのサイズジャストに作ってあるため、カバーを装着してデブになったShuffleは装着できないのだ。なので、仕方なくカバーを外し、装着することになる。充電や同期のたびに外す、装着する、ということを繰り返すので、かなり面倒だが、慣れてしまえばワンタッチで済むので、仕方ないところだ。それよりも、脱着時にShuffleにこすれキズが付かないかとか、ゴミや埃の混入の方が気になる。かといって充電しないわけにもいかないし、ドックがないと何もできないしで、繰り返しになるがこのへんは仕方ないと諦めるしかないだろう。他のメーカーのカバーを装着しても、同じことと思われる。

私が気になっていたのは、iTunesで管理している楽曲データが、どのようにShuffle側に転送されるかということだ。私の場合、iTunesで約3,500の楽曲を管理している。容量で20GBほどで、これは第三世代iPod(40GB)に無理なくはいる大きさだ。しかし、Shuffleのフラッシュメモリは1GBしかなく、200曲ほどしか入らないという。かつて聞いた話だが、Shuffleはコピーも「Shuffle」で、再生も「Shuffle」ということだった。つまり、3,500曲の中からランダムで200曲ほどが、Shuffle側に送られるわけだ。だが、好きな曲ばかりならいいが、好きでもない曲(そもそも何でそんなものを入れておくのかという疑問は後回し)が入るのは、あまりうれしくない。と思っていたら、実際にはShuffle側に送る楽曲は自由に指定できるのだ。具体的には、プレイリストの名前を指定できるので、既存の「トップレート」を指定したり、オリジナルのプレイリストを指定できる。さらに、指定したプレイリスト内の楽曲データがShuffle側に入りきらない場合には、ランダムで送ることもできるし、頭から入れるということもできる。私の場合、トップレートを指定しているが、この場合400曲中の200曲が送られることになる。もちろん、同期のたびにShuffle側をリフレッシュすることもできる。

さらに付け加えれば、レートの高い曲を優先的に再生させたりもできる。

ここまで書けば、ほぼShuffleの特性は書ききったと見ていいだろう。Shuffleには、電源スイッチが付いているので、電源のON/OFF状態を確認でき、メカニカルに切り替えられる。ランダム再生もスイッチになっているので、切り替えが容易だ(実はこのスイッチは、他のiPodシリーズにも付けて欲しいのだが。メニューから切り替えるのは、面倒なのである)。あとは、iPodでおなじみのホイールタイプの音量調整、再生コントロールボタンなどである。ちなみにイコライザなどは付いていないので、低音を強調したい私のようなタイプには、ちょっと物足りない部分もある。

ちなみに、付属のヘッドフォンの替わりに、単品で売っているものを何か買ってくることを推奨したい。できれば、低音をしっかり再生できるものがお勧めだ。どうも、付属のものは音が軽いような気がする。

総合的には、何より小さいし、軽いし、シャツやネクタイに留めておけるし(タイピン代わりになる?)、聴かないときも上着のポケットに入れておいても邪魔にならないし、これでいて200曲も入り再生も10時間ほどはOKなのだから、よくできていると思う。こんなのが、1万円以下で購入できるのは、よい世の中になったものだ。他社でもっと安いのがあるらしいが、PC側のソフトの出来なども考えれば、やはりiPodからは離れられないと思うのである。

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