今やっている仕事の関係で、果たして「プロキシはサーバなのだろうか?」という疑問を抱いた。何のことを書いているのかわかない人は、「プロキシサーバ」でググっていただければ、おわかりになると思う。それでもわからない人は、この記事を読み飛ばして下されば幸いだ。ある意味、どうでもよい話なので。
「ピロシキ」「プロ式」いずれも違うので念のため。
プロキシサーバは、たとえば会社内に設置され、外部にあるWebサイトへのアクセスを代行する機能を持つ(Webプロキシの場合)。プロキシサーバのない場合は、直接外部のWebサイトへのアクセスになる。プロキシサーバのあるなしがどのように影響するかというと、プロキシサーバのある環境では、どのようなWebサイトにアクセスするにも、プロキシサーバがやり取りを仲介する。つまり、どのようなWebサイトにアクセスしようとしているのかわかるし、必要ならば特定のWebサイトへのアクセスを遮断することができる。つまり、アクセス監視、アクセス制御を行えるということだ。これに加えて、Webサイトの内容をキャッシュし、同じWebサイトへアクセスするのを省略する機能も持つ。このふたつが、大きくプロキシサーバの機能と言える。ちなみに、プロキシとは「代理」という意味。
ここで「サーバ」の意味を考えてみると、「サービスする側」という感じだろうか。要するに、何かサービスするものがあればサーバなわけで、たとえばWebサーバなら「Webサイトというサービス」を提供し、メールサーバなら「メールの送受信というサービス」を提供することになる。では、プロキシサーバのサービスするものとは?あくまでも私見だが、ユーザにとっての明確なサービスというものがないように思える。間接的には、Webサイトの内容がキャッシュされることによる高速化などがあるだろうが、本質的なものではないような気がする。どちらかというと、ユーザサイドというよりは、管理者サイドの機能がメインだと思う。
というわけで、「プロキシ」はユーザにとっては「サーバ」でないような気がするし、管理者にとっては「サーバ」であるという、ふたつの顔を持つのではないかという結論に達した。なので、この結論にクレームを付けないように。