帰ってきた新レッツノート(CF-Y7A)に、日本語入力環境を構築する。私は、日本語入力にはこだわっているので、標準のMS-IMEなどはとても使えない。そのため、途中の浮気はあったが、ジャストシステムのATOKを、ATOK4の頃から使い続けているのだ。今は、ATOK2007すなわちATOK20である。
ATOKが「Awa TOKushima」の略というのは真っ赤な嘘で、本当は「Ank TO Kanji」の略らしい。
今回も、Shurken2007と同様にVistaに最初から搭載されているATOK2007をインストールする。
ATOKのような日本語入力ソフトでは、辞書の蓄積がものを言う。私の場合、すでに書いたとおりATOK4のあたりからの蓄積があるので、ユーザ登録語も万単位になっているので、そんな簡単には捨てられない。そこで、OSを入れ替えた場合には辞書の引き継ぎも必要になるのだが、今のATOKにはバックアップとリストアの機能が付いている。感覚的には、Shurikenとまったく同じようなものだ。
バックアップは、OSを入れ替える直前で行えばよい。ATOKに付属している「バックアップツール」で辞書や設定のバックアップファイルを作成する。ATOKのインストール後に、同じ「バックアップツール」を用いてリストアすればいい。ATOK2007のインストール自体は別に説明の必要なものではないので、このバックアップとリストアをインストールの前後に行うというだけでよい。簡単だ。
この機能を知らなかったときは、「辞書ユーティリティ」の「辞書合併」の機能を使い、古い辞書ファイルから登録単語を抜き出し、いちいち登録していた。これだと、学習状況は回復できないし、変換モードその他の設定も当然ながら回復できない。それ以前に面倒である。「バックアップ」の機能がATOKにあるのを知ったときは、目から鱗であった(おおげさに)。
今回も、レッツノートの記事というよりはATOKの紹介記事のようになってしまった。だが、一眼レフカメラの交換レンズ、ポータブルオーディオのヘッドフォンと同様に、いいものに付け替えればまったく違った世界が見えてくる、というわけで紹介させてもらった。いまのところ、ATOK2007を使っていて特に問題は起きていない。
ますます増設メモリが原因であることが濃厚になってきたが、次回はウィルス対策ソフトウェアなどを入れてみたいと思う(これがないと結構危険である)。