どんなタイトルにしようかと思っていたのだが、とりあえず「ドキュメントフォルダ」にしておいた。前に伝えたとおり、Windows Vista上のファイルを別のハードディスクにコピーしていたら、どういう訳か「ドキュメント」が「Document」に、「ピクチャ」が「Pictures」に、そんな感じで名前が変わってしまった。しかもアイコンもふつうのフォルダのものになっている。これでは気持ちが悪いので、OSの再インストールなしで、ユーザの新規作成なしで、なんとかもとに戻せないかやってみた。
「ドキュメント」や「ピクチャ」「ビデオ」などは、Windowsが特別に把握するフォルダである。名前こそ日本語であるが、実体は「Document」「Pictures」「Video」などのフォルダで、エイリアス(別名)としてわかりやすく名前を付けて管理している。
まずは名前を元に戻すことをやってみる。「Documents」フォルダのプロパティを表示させると、「全般」というタブページに、「名前」という項目がある。そこにはそのまま「Documents」と表示されているはずだが、ここを「ドキュメント」に変えてしまう。続けて、「場所」タブページに切り替え、保管場所のフォルダ名(多分、「C:\Users\user\ドキュメント」などになっているはず)を「C:\Users\user\Documents」に変えてしまう。すると、フォルダを作成するか、などと聞いてくるので、作成してもらう。この際、元のフォルダから新しく作成したフォルダへファイルがコピーされるので、コピーが終わったら余計なフォルダは消してしまえばOKだ。Windowsからも、フォルダが2つ見える、と警告される。
これでは、フォルダの名前が正しくなっただけなので、次はアイコンも復旧させる。これは簡単で、適当なユーザを作って、一回ログオンする。そのままログアウトし、エクスプローラで「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外し(面倒なので手順省略)、とにかくすべてのファイルを表示させ、ダミーで作ったユーザの「ドキュメント」などのフォルダ下にある、folder.iniを復旧させたい「ドキュメント」などのフォルダにコピーする。それで、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」を元に戻し、ログアウトするか再起動すれば、アイコンが表示されるようになるはずだ。
これを、「ピクチャ」「ビデオ」などにも適用すればOKだ。これですっきり、元通りだ。