ノートPCでの拡張はほとんどの場合USBに頼るわけだが、愛用のLet’s note CF-Y7Aの場合、USBポートが2基しかないのであった。最近はマウスをつなぎ、外付けHDDをつなげ、携帯をつなげ…とつないでは切り離しということをしていたが、いい加減に面倒になってきたので、思い切ってUSBハブを増設することにした。
購入したのは、バッファローコクヨサプライのものである。USBハブにはいろいろな種類があるが、重要なのは電源供給の方式と、ポート数である。バスパワー駆動のハードディスクをつないだり、携帯電話に充電したりする場合には、バスパワー方式でなく、セルフパワー方式がいい。バスパワー方式だと、全体で500mAに制限されるので、心許ない。ただしセルフパワー方式の場合、ACアダプタなどで電気を供給する必要があるので、取り回しが面倒になる。今回は、電源に不自由しないことを優先した。
ポート数は、たいていの場合4ポートはある。これは、USBハブコントローラの仕様がほとんどの場合そうだからで、多いものも少ないものも見かけない。それに4ポートもあれば十分で、本体にも1ポート余っているから、ほとんどの場合用は足りる。
USBハブだから、使い勝手に云々というのはあまりないが、今回はちょっとおしゃれということで、デザインに凝ったものにした。マグネットタイプで固定できるものや、ひたすらコンパクトなものもある。値段も大して変わらないので、好みで選べばよい。ただ、セルフパワー方式のものは種類が限られる。
基本的なものだから、使い勝手に不満が出るとかそういうことはないが、Windows Vista上ではちょっとした問題があるようだ。一度でもセルフパワーで駆動すると、たとえばすべての機器を切り離し、さらにUSBハブを切り離した場合に、スタンバイ・ハイバネート状態に移行できないのだ。画面は暗くなるが、いつまでもディスクをかちゃかちゃやっており、電源が入ったままになる。こうなると、あきらめて電源を落とすしかない。ただし、バスパワーで駆動したままだと、特に問題はないようだ。このへんは、VistaのUSBドライバにまだ問題があるとか聞くし、アップデートに期待したいところだ。