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Office 2007 Personalを入れてみる(1)

今さらながら、Microsoft Officeの2007に乗り換えることにした。Office 2007が出てから、はや1年以上経つので、ずいぶんと奥手だなぁと思っているが、こういうきっかけはある日突然訪れるものだ。

入れたのは、Office 2007 Personalの特別優待版だ。アップグレードのみだが、通常はもっと高いPersonalエディションをほぼ1万円で入手できる。昨今のソフトウェア価格としては安くはないが、Microsoft社の製品としては破格の値付けなような気がする。というわけで、さっそく購入に走ったのであった。

ちなみにOffice 2007 Personalとは、ワープロであるWord、表計算であるExcel、PDAであるOutlookがセットになったもので、通常のビジネスユースに必要な機能を備えている(Personalと言いながら)。実は私はOffice XP Professionalという2バージョン前のユーザであり、機能的には現在でもまったく問題のないものである。きちんと動けば、高いお金を払ってバージョンアップする意味はほとんどないと思い、今まで放置してきたが、そうも言っていられなくなってきた。

ちなみにこのProfessionalエディションというのは、上記の3点に加えてプレゼンテーションのPowerPoint、データベースのAccessを加えた計5点がセットになったものだ。はっきり言ってこれは高かった。当時引き受けていた個人的な仕事がなければ、Accessなんぞいらなかったのだ。PowerPointは個別にも安く売っているし、データベースがいらなければ、Accessは無用だ。

話が逸れたが、今回2007にしてしまえと思ったのは、最近「x」の付いたファイルが出回って来始めたことと(2007の作るファイルの拡張子の最後には、「x」が付く。docx、xlsxなど)、Windows Vista上でOffice XP(特にWordとExcel)の不具合が目立ってきたことだ。

Wordでは、検索や置換を行う際にダイアログボックスが現れるが、このときにちょっとした視覚効果を狙ってか、ダイアログボックスが現れる際にちょっとしたアニメーション動作をする。Wordのウィンドウの隅っこから、四角がだんだんと大きくなりながら現れて、ダイアログボックスになるという感じなのだが、これとWindows VistaとりわけAeroとの相性が悪いような気がする。何回も検索置換を行ってダイアログボックスを出したり消したりするときに(消えるときにもアニメーションする)、システム全体がハングアップしてしまうことがある。今まで、Windows XPで使っていたときよりアニメーションの動きが鈍いので気になっていたのだが、あまりシステム的に好ましくないことをやっていたらしい。

Excelでは、ワークシート上の各セルの内容が表示されなくなってしまうという問題が起きていた。もちろん、最小化して回復させれば元に戻るし、とにかく再表示されれば出てくるのでWordのような凶悪さはないのだが、使い勝手がすこぶる悪くなる。そのうち何か悪いことが起きるのでは?と心臓にも悪い。

「x」の付いた拡張子の問題は、Office XPに適用して使える「互換性パック」というのがMicrosoft社から提供されているのでそれである程度解決できる。でも2007の機能を100%再現できるわけではないので、何かロスしていないか結局調べることになり、効率が悪い。しばらくは、「互換性パック」と「PDF」でしのいでいた感じだったが、これも限界のようだ。

長々と書いてしまったが、きっかけは突然訪れる。何よりWordが突然止まるのが腹立たしい。しかもシステム全体を巻き添えにしてだ。そこにきてこの特別優待版を目にしたので、ここは「えいやっ!」というわけだ。次回は、購入して、インストールするまでを書いてみたい。

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