今回はほとんど備忘録的ネタであるので、「私には関係なさそうね。」という方は無視することをお勧めする。
ギコナビとは、掲示板サイト「2ちゃんねる」用のブラウザソフトウェアである。「2ちゃんねる」はふつうのWebブラウザでも閲覧可能だが、専用のブラウザを使った方が断然使い勝手がよくなるので、こっちを使っている人も多いと思う。「え？『2ちゃんねる』なんて見ているの？やだ！2ちゃんねら～」という向きには、私も仕事柄情報収集に必須であると言っておこう。
専用ブラウザで有名なのが、「ギコナビ」だ。ちなみに「ギコ」とはそういう名前の猫の名前である。Delphiで開発され、オープンソースで公開されている。なんてことはどうでもいいか。
このギコナビを、Vistaにインストールすると、どうもうまく動かない。最初は起動しても、いったん終了して再起動したら、エラーになってしまう。起動はするが、画面が不完全で使い物にならない。果たしてなぜこうなるのかと思ったら、どうやらアクセス権が関係しているらしい。ギコナビは、設定内容をプログラムと同じ場所にあるファイルに書き出すのだ。これが、どうもうまく動かないらしい。
そういえば、何かの拍子で再インストールを実施したのだが、それまではうまく動いていたような気がする。このときまでは、Windows XPから環境を移動したとかで、うまく動いていたのだろうか…。
アクセス権の問題ならば、ギコナビを特権ユーザで動かせばいい。ということで、ギコナビを起動するショートカットの設定を変更し、特権ユーザで動かすことにした。おお、これならうまく動く！と思ったが、いちいち確認されるユーザアクセスコントロールの画面が鬱陶しい。私は、あのいきなり暗くなる画面が、心臓に悪くて嫌いなのだ。
そうしたらどうするか。簡単なのは、C:\Program FilesのようなWindowsの管理下にあるようなフォルダにインストールするのではなく、C:\WinAppsのような自前のフォルダを作ってそこにインストールしてしまうのだ。これはうまくいき、動作も正常で、特権ユーザで動かす必要もない。ただし、C:\WinAppsのアクセス権を正しく設定しておく必要がある。
たったこれだけのことなのだが、Vistaのイヤらしい面だろう。というより、ギコナビはVistaに対応していない。なので、Vistaで動かそうという方が無理なのだが、ここまでVistaが普及してしまえば何とかして欲しいと思う人がいても変ではないだろう（ではおまえ何とかしろ、ソースはあるぞ！と言われそうだ）。