このシリーズの前回の記事では、DynaBook CX/3をショップ経由で修理見積もりを依頼した、と書いた。まもなく、ショップから見積額の連絡が入ったのであった。それは驚愕すべき数字であった。
私は日中の携帯電話に出れることは少ないので、留守録に吹き込まれていたのだが、係の男性の報告によれば、「69400円」であった。端数の「400円」というのが実に細かく、きちんと見積もりました的印象を与えるのだが、さすがにここまで行くのか、という感じだ。
まぁ、最低でも4万と言われていたから、それを超えても文句を言われる筋合いはないのだが。想像するに、ハードディスク交換、おそらくメインボードもいかれている?そんな予測をしていたので、それも込みのような感じがする。
現在、ノートPCは価格低下が進んでおり、いわゆる「ネットブック」「5万円PC」「UMPC」と言われるものなら、この価格を出せば十分なものが購入できる。また、ローエンドのノートPCなら、新品が買える。そんな金額だ。あくまでも贅沢は言わない、という前提だが。
とはいえ、DynaBookも10万円台前半の価格で買った記憶があるので、その半額で元に戻すかと言われれば、戻さないだろう。往生際の悪い私でも、そこまでは粘らない。せっかく回復させても、すぐにダメになることが多いのも、修理品の特徴だ。4年も経ったハードウェアでは、なおさらである。
というわけで、修理見積もりを依頼したDynaBookを戻してくれるように依頼したので、そのうち戻ってくるだろう。果たして、このマシンはどのように処遇すべきか…。壊れたからポイ、というのではあまりに芸がない。その方向を、目下模索中である。