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キヤノンEF 50mm F1.8 IIを試す。

交換レンズを衝動買いしてしまった。キヤノンのEF 50mm F1.8 IIである。型名からわかるように、50mmの単焦点レンズで、F値は1.8というもの。注目するべきは価格で、上代12,000円で実売価格は8,800円である。交換レンズとしては、破格的に安い。キヤノンの「撒き餌レンズ」と呼ばれるこのレンズの実力はどうなのか。

キヤノンEF 50mm F1.8 II

40Dに装着するとこんな感じ。ボディに比べると、レンズがはるかに小さい。それもそのはずで、レンズ自体は200gもないのだ。ボディがバッテリー込みで800gチョイだから、レンズと合わせても1kgないことになる。ちなみに、常用しているタムロンA20Eは550gほどだから、レンズを付ければ1.35kgとなる。これは、かなり重い(ズームレンズと比べてもしようがないかも知れないが)。

価格が価格なので、作りは相当チープである。マウント部はプラスティック、40Dに組み合わされていたEF-S 17-85mmに比べるとはっきりわかる。きっちりボディにはめようと力を入れたら、バキッといってしまいそうだ。

EF 50mm F1.8 II

EF-S 17-85mm F4-5.6

このような安価なレンズにはプロテクターを付けるかどうか迷うが、まずはレンズを大切にしようとケンコーのプロテクターを装着した。値段は2,000円。レンズ本体の価格に比べれば、割高感がある。キャップ径は、52mmである。プロテクターを装着するときに、キュッキュッという音がするのも愛嬌である。

さて、撮り味はどうなのか。こればっかりは、実際に作品を貯めていかないと何とも言えないが、F1.8という明るさと、開放で撮影した際のボケ味はすぐに試してみることができた。三脚は使わず、ISO400固定で撮ってみる。

EF 50mm F1.8 II / ISO400固定 F1.8 1/2000秒

EF-S 17-85mm F4-5.6 / ISO400固定 50mm F5.6 1/250秒

EF 50mm F1.8 II / ISO400固定 F1.8 1/800秒

EF-S 17-85mm F4-5.6 / ISO400固定 50mm F5.6 1/100秒

EF-S 17-85mmは50mm付近では開放Fが5.6で精一杯である。この意味で、同じ50mmで開放Fが1.8もあるレンズのアドバンテージは大きい。シャッター速度を見れば一目瞭然である。ちなみにEF-S 17-85mmには手ぶれ補正機能を有効にしてあったが、EF 50mm F1.8 IIの方はそのような機能はもちろんないので、ふつうの手持ち撮影となっている。それでもぶれることなく、くっきりと撮れている。

単焦点だからズームは効かず、寄ったり離れたりといった本来のカメラワークが楽しめる。これからの利用が楽しみだ。

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